一時の平穏
警察署を出てから1日が経過した。
デパートまでは、何事も無く歩けば1時間もあれば着くが、流石に乗り捨てられた車を避けながら、多くは無いが遭遇したゾンビを撃破、避難したりの移動だとどうしても短距離の移動でも時間が掛かる。
脱落者を出す事なく移動して、デパートに着いたは良いが、流石に駐車場や建物の周りの広場にゾンビが溢れかえっている状態で中に突入するのは流石に無理だ。
そろそろ日が暮れようとしているので近くの空き家を探して進入して、体を休めようと中に入った。
ゾンビ化した住人が居たので頭を破壊して僕が少し離れた場所に捨てた。
戻ると他の三人は緊張した糸が切れたのか、居間みたいな部屋でグダアとしていた。
むあ無理も無い。
今回の件が起きてまだ数日も経ってない。
それ以前は戦場も知らない普通の一般人だ。
僕が可笑しいのだろう。
気分を変えるために置かれていたテレビを着ける。
幾つかの局はゾンビに占拠でもさるたのか放棄されたのか砂嵐で映らない。
NHKは映っており、外に外出しないように訴え、東京の主要箇所は墜ちてないみたいで自衛隊の皆さんが頑張っているみたいだが、戦況は如何なのだろう?
あまり良くはないと思うが。
この近くだと、大阪の信太山、伊丹、八尾に駐屯地があるからそこまで逃げれれば、避難か武器の補充も出来るかも知れないが幾ら何でも徒歩だと遠過ぎる。
僕一人なら兎も角、三人が持たない。
食糧は数日は節約すれば行けるし、まだ水や電気は生きてる。
何か考えないと。
「なあ、如何する?如何にかしてあのデパートへの進入路を探して中に入って立て籠もるか、明石か姫路目指して、ゾンビの危険が少ない小島目指すか。」
休んでた三人に声をかける。
加藤は顔を此方に向けて話し出す。
「取り敢えずゆっくりは出来ないけど、あわてる必要も無いからデパートの周りを調べてみないか?
進入路が見つかるかも知れないし、見つからなければ移動を考えれば良いと思うけど、別府の方にも港とか無いの?」
加藤は此の儘南に下れば海に着くのを思いだしたようで聞いてくる。
「別府川に小舟はあるけど瀬戸内海を小豆島方面に長距離走らせれる船が無いよ。
あと彼処は大きい工場地帯だから、船があってもタンカークラスの大きさだ。
僕らじゃどうしようも無いよ。」
「小舟でも誰か運転出来るの?」
菅さんが冷静に突っ込んできた。
もちろん誰も手を上げない。
「だめじゃん」
一言呟くとコテンと机に頭を倒した。
「取り敢えず日が昇ったらデパート周りを調べてから考えよう。学校が避難所になってるはずだから、県農はもうダメだけど近くに三校程あるし、生存者が避難して保護されてるかも知れないし。」
皆が頷き取り敢えず休むことになり、男二人は此の儘居間で、女性二人は奥にある部屋で休むことになった。
全員で戸締りを確認して、その日は眠りについた。
なお、夜這いなんて真似出来る程の強者は此処には居ない。
「悪かったなヘタレで」
誰とも無しに僕が呟いた。
二章の始まりです。
仁達が何処に行くか、作者にもわかりません!!
ですが読んでくださった方が楽しんで読んでもらえるように頑張ります。
なお在住の方ならわかると思いますが、実在の建物の名前などはわざとボカしてます。
読んで下さり有り難うございます。




