亀裂
周りに注意しながら車の間をすり抜けていく。
行きしに殲滅しながら行ったせいか、起き上がって来るのは少なく、前にいるのは藤堂さん達に任せている。
僕と加藤は後ろから来ないか注意しつつ、はぐれないように歩く。
「加藤」
と呼び紙をすっと渡す。
紙はコンビニで拝借したものだ。
加藤は紙に目を落とし紙に書いている事に目を通すと、驚いた顔をし、苦い顔をして頷いてきた。
一応無いに越した事は無いが、最悪は想定しとくに越した事は無い。
ゾンビが徘徊する外という事もあり緊張している事もあるが、大人三名(特に内二名)が静かすぎる。
色々考えているんだとは思うが。
獅童さんが、そんな考えをしている最中に振り返り話しかけてきた。
「其の鎧、やけに静かだね?普通もっとがしゃがしゃ音がすると思うけど。」
『藤堂さんの手前喋れなかっただけかな?』
「ええ、此れは特別製で鎧の彼方此方に音を消す工夫されていて、音がしても布づれ程度まで消音してくれます。
お陰である程度、神経を使うような場所でも着れるので便利ですよ。」
「僕が着れたりするのかな?なら1度着させて欲しいなあ。ダメかな?」
と笑いながら話しかける。
「すみませんね。僕専用なので僕以外は無理ですね。
獅童さんだと、着る為に持つことすら出来ませんね。資格が無いので。」
獅童さんは矜恃が傷ついたのか、少しいらっとした風に返してくる。
「資格って何かな?僕は大人だし、君・・・」
最後まで言う事なく獅童さんの首筋に蒼い刀身が当てられ、後一押しで首が切れる。
誰も気づかなかった一瞬で抜刀、近寄り首に剣を当てた僕がいた。
「最低でも今のを避けれる程度の実力ですよ?」
すっと納刀しつつ後ろに戻る。
「ほら、交差点ですよ。警察署まで後少しですよ。気をつけて戻りましょう」
にこやかに話す僕と非対称に大人(内、特に二名)達は苦虫を潰したような顔をしていた。
此処まで特に脅威になるような変異種みたいな物は見かけなかった。
このままであれば良いけど。
警察署まで後少し、行きは良い良い帰りは怖いってね、どうしたもんだろうね大人たち。
加藤が心配そうに此方を見ていた。
気がついたらPVがトータル一万を超え、ユニークも1000を超えていました!
本当に、ありがとうございますm(_ _)m
物語作るので手一杯で見てなくて、ふと見て見たらびっくりしました。
記念に何か話を書いてみようとは思いますが、期待せずお待ちください。
ブックマークしてくださった方々も誠に有難うございます。
此れからも読んで頂けるように頑張ります。




