補給と戦闘
交差点のゾンビを殲滅した事を確認して後ろを振り向くと、四人がキョトンとしている。
加藤は警察署に逃げ込む前を見ているので慣れているのか、やれやれとした顔をしているが、他の三人は夢でも見ているような顔をしている。
「真田君、君は何か武道でもならってたの?」
藤堂さんは難しそうな顔をして聞いてくる。
「言え、何も習ってないですよ?」
事実、こっちでは何も習ってない。学校の授業で軽く柔道を習っただけだ。
調べようも無いとは思うが、調べても何も出てこない。
「其の割に躊躇が無い。普通人に傷つけたりする時、躊躇うのだけど、君は其れが全然無いね?
まるで人を攻撃するのに慣れているようだ。
実戦慣れした軍人みたいに。」
僕はどこ吹く風で、話す
「そんな事言われましてもね。普通の高校生ですよ。
そんな事より、早く行きましょう。」
僕はコンビニに向けて歩き出す。
「ほら早く行かないと、ゾンビが来ますよ。」
他の人も聞きたそうな顔をしているが、気づかない振りをして歩き出す。
コンビニまで、数百メートル。
普通に歩けば15分もあれば着くが、車がそこらに乗り捨てられているのでなかなか進めない。
また車の間から何か揺れている姿も見える。
さて、如何しようかな?
「加藤、行くよ。後ろはお願いね。」
加藤は頷き動き出す。
僕も車の間を動きながらゾンビに警戒する。
大人三人もゆっくりとだが動き出す。
足元に転がっている遺体は、起き上がられても嫌なので、頭を潰す。大人三人もゾンビが居れば後ろからそっと近寄り、神山さんは金属バットで、獅童さんと藤堂さんは何か黒い細長い何かで、頭を潰していく。
屍体を漁るが、武器になりそうな物は見つからなかった。
コンビニまで、後少しゲームなら銃なりが手に入ったりしているが日本だし仕方ないか。
緑色の看板が、ついたコンビニに辿り着き五人とも自動ドアを開け中に入る。
逃げた後なのか無人に見える。
「がた」
奥から物音がする、全員に注意を促し、奥のスタッフルームに向かう。
そっとドアを開け中を見る、暗くて良く見えないが、奥で何かがしゃがんで何かをしている。
嫌な感じがするがそっと近寄る。
スタッフの制服を着た何かはしゃがんでクチャクチャと音をたてている。
足元にはジーンズのズボンを履いた足が見える。
"カラン"と音がする後ろで加藤がカンを蹴飛ばしたようだ。
音に反応したのか、しゃがんでいた何かが起き上がり振り向く。
20代ぐらいに見える何かの目は白濁とした色に濁り、口周りは血をべったりと付けている。
「あぁ・・・うぁ・・・」
と声にならない声をあげ此方に動き出す。
僕は素早く動き出し取り敢えず体を蹴飛ばす。
ゾンビを吹っ飛ばし、素早くズボンに入れているボールペンを取り出しゾンビの目に目掛けて突き刺す。
目から白濁としたら液が吹き出す。
其処に拳を、刺さっているボールペン目掛けて打ち込み止めを刺す。
あわせて喰われていた従業員の目がいきなり見開いたので起き上がる前に頭を踏み潰す。
軽くとは言え戦闘をした為か、缶ジュースなどが床に落ちて、派手な音がする。
皆が驚き周りを見渡し、直ぐに外を確認する。
音に反応したのか近くにいたゾンビ達が此方に寄って来ていた。
読んで頂き有難うございます。
感想、ブックマーク登録して頂けると作者が、喜びます。




