蹂躙
昨日に続き、非常食でだが朝ご飯を済ませる。加藤と一緒にロビーに行き、竹刀と金属バットを受け取る。
菅さんが見送りに来ていたので、近寄り
「念の為に、一人にならないようにね。斎藤さんと一緒にいて貰いな。
幾ら何でもら警視も何もしないとは思うんだが、帰ってくるまで気をつけてな。」
菅さんは頷き、
「二人共気を付けてね。」
僕も加藤も頷くき、今回の参加者の側に移動する。
金属バットは加藤に渡して、僕は竹刀を使う。
今回出るのは僕、獅童さん、藤堂さん、加藤、神山さん(僕らより前に逃げてきて避難していた30代ぐらいのお兄さん)の五人だ。
銃は一応持っているが、持つのは獅童さんと藤堂さんだけ。
僕らはバットや竹刀で武装しているだけ。
食堂から逃げる時に包丁持ってきときゃ良かった。
藤堂さんが僕らの方を向き話し出す。
「取り敢えず高速したの何処にあるコンビニまで行くぞ。戦闘は極力避け、静かにな。落ち着いて行くぞ。」
僕らは頷き、扉を開ける前に外を確認して、ゾンビが居ないかを確認する。
少なくとも見える範囲にゾンビは居ないので鍵を開けそっと外に出る。
待機組みが直ぐに扉を閉め鍵を掛ける。
此処に来た道を戻り交差点まで戻る。
今度は北ではなく南に移動。
乗り捨てられた車や事故車などの間をすり抜け移動するが、流石に出会わずに行く事は無理なのか、交差点につくまでに倒れてる遺体を僕は足で頭を砕きながら移動する。
加藤は来るときに見ているから、驚かないが、他の人は顔を真っ青にして此方を見ている。
僕の靴は既に血に染まり、通った後は血と血以外の何かが放射状に広がったところが、何箇所も出来ている。
神山さんは其れをみてえぐいているが、知ったことじゃない。
起き上がられて後ろから襲われても困る。
警察官の二人が前に出ようとするが、僕は手で制し、交差点近くを見るようにジェスチャーする。
四人とも其方を見ると、車の隙間から何かが揺れているのが見て取れる。
少なくとも
一体、ゾンビが其処に佇んでいる。
僕がそっと車の間を通り、其のゾンビの真後ろに周り、持ってきている竹刀をふりあげ、ゾンビの首、頚椎に向けて一気に振り抜き、ゾンビを倒し行動不能にして噛まれないように頭を踏み潰す。
竹刀を打ち抜いた後、「パシーン」といい音がしたので、後ろにいた四人は顔を真っ青にして口をパクパクしていた。
直ぐに周りを確認すると音に気がついたのか、何体か、此方には向かってくる。
苦笑いしながら、四人に向かって、
「迎え撃つよ」
と言うと、藤堂さんが怒り心頭に
「真田くん、君な‼︎」
と怒ってきたので、僕は加藤の方を向き
「加藤、周りを注意して、直ぐに戻る」
加藤は警察署に来る時を見ているので冷静に頷き
「無理すんなよ」
とだけ言ってきた。
僕は大人三人を無視して、向かってくるゾンビに向けて車の上に乗り一直線に移動。
一番近くに居たゾンビに素早く正面から近づき、竹刀で顔面目掛けて突きを入れる。
直撃をうけたゾンビの顔が派手に陥没する。其処を容赦無く顔面をけりとばし、其の儘ゾンビを押し倒し、ゾンビの頭と道路とゴッツンコさせる。
どうなったかを一々確認せず、次のゾンビへ。
竹刀がさっきの一撃で折れたので、竹刀を捨て、走りにくいが、ベルトを素早く外してズボンから抜き、バングルの付いてない方を持つ。
二体目に近づきベルトを思いっきり振りかぶりバングルが頭に当たるように上から撃ち抜く。
頭蓋骨が陥没して行動不能になったのか、ゾンビが倒れ込もうとするとこに、ゾンビの側頭部を蹴り飛ばし吹っ飛ばし車にぶつかり止めを刺す。
後三体。
三体ともほぼ同じ方法で仕留め、四人の元に戻ると加藤はやれやれと顔に書いているが、他の三人は白昼夢でも見たみたいな顔をしていた。
此れでやっと交差点に着いた所だ。
あと数百メートルが長く思えた。
読んで頂き有難うございます。
楽しんで頂ければ幸いです。




