相談
食堂の中で直ぐに座席周りにゾンビが居ないかを確認して窓のカーテン閉めて、少しでもゾンビからの発見を遅らせる。
ドアは硝子でどうしようも無いからあまり近寄らないように二人に告げる。
座席周りにはゾンビは居なかったのでキッチンと冷蔵庫を確認しにいくが、逃げた後らしく血痕も何も無く、ミネラルウォーターがどっさりとあったので、二人に渡し見つかり難い奥の席に座り三人で休憩する。
「親に電話してみたけど、繋がらないよ。あとニュースを見てみたけど首都圏や大阪とかの大都市は大分酷いみたいだよ。
家とかから出ないでくださいだって。」
加藤が椅子に座るなり話し出した。
「まあそうだろうな。警察とかでも、ゾンビがいきなり出てきても即応は無理だろうね。」
ペットボトルの蓋を開けながら話す。
「そうかも知れないわね。で?其の剣と鎧とコートは何?何処から出したの?」
菅さんが、こっちを見つめながら話す。
僕は苦笑いしながら、ペットボトルの蓋を閉め、
「話しても良いけど、信じるかは知らないよ?」
「良いから話すの。」
加藤が横で無言で頷いている。
『後で締めてやる』
僕はそう思いながら話し出す。
異世界に行ったこと、其処で旅をし魔王を、倒し此の世界に帰還した事。
その際に旅の間に愛用していた武具を知り合いが持たせ、指輪の中に入れていた事を話した。
「あっちでは、ゾンビはまだポピュラーな魔物だからね。何体も屠ったよ。だから知識はあるけど、今回の原因はわからないよ。魔術関連以外の何かぐらいとしかわからないよ。」
一気に話し、喉を潤すためにペットボトルの蓋を開け、水を飲む。
「ふ〜ん、じゃあ其の剣とかが入ってたんなら、一杯物が入れれるの?」
菅さんが当然の疑問をぶつけてくる。
「此の世界に魔法が無いせいか、此の武具しか収納は出来ないみたい。
あと僕専用だから、他の人は使用出来ないみたい。」
其れを聞いて残念そうにする菅さん。
「此処からどうする?外に出て校門抜けて、警察まで行くか?東加古川駅手前だから、デパートよりは近いし、銃器も手に入るかもね。」
話を変えたくて、此れからの事を聞く。
あからさまに話題を、変えようとしているのがわかったのか、ジト目でこっちを二人揃って見てきた。
ため息ひとつついて、加藤が仕方ないと思ったのか話に乗ってくる。
「とりあえず警察に向かって様子を見よう。保護してくれそうなら、それで良し。無理そうなら、漁るだけ漁って、デパートに向かおう。」
「そうだね。じゃその方向で行こうか。」
菅さんも横で頷いていた。
中々話が進まない(⌒-⌒; )
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