脱出
ちょっとグロいので注意してください。
仁はゾンビ化しているとは言え、教師だった者と面識はないとは言え同年代の生徒だった者に躊躇せずに襲いかかる。
左側にいる教師の首を即座に斬り飛ばし、返す刀で斬り飛ばした首を一刀両断。
斬り飛ばした後直ぐに、横にいた生徒のゾンビに攻撃される暇を与えずに、空いている右手で顔を殴りつける。
手に付けている籠手で顔を正面から全力で殴ったせいか、生徒は顔を陥没させながら吹き飛び、廊下の壁に激突して動かなくなった。
仁は其れでも油断せずに壁にもたれかかった生徒のゾンビの顔を蹴りつけ、頭を破壊する。
其れを後ろで木の棒を構えたまま唖然として見ていた二人は、周りを警戒しつつも仁に近寄り
「其処までしなくても良かったんじゃ?」
と加藤が少し引きながら聞いてきた。
菅さんも青い顔をしながら、頷いている。
「ゾンビ化したやつは脳が壊れるまで動くから、最悪首だけになっても脳が生きていれば動くんだよ。」
仁は刀身に付いた汚れを布で拭きながら答える。
「だから、ゾンビに出会って戦闘になるなら、躊躇せずに頭を潰すんだ。
噛まれて仲間入りしたくなければね。」
剣を鞘に戻さず刀身を下に向けた状態で片手で持ちながら
「校舎の出口は直ぐ其処だ。行こう。教室の出入り口や窓際に注意して、後連中は音と匂いに敏感だから。
気をつけてね。」
菅さんが仁に疑問をぶつける
「真田君は何で其処まで詳しいの?何でこんな事が起きたか知ってるの?」
仁は薄く笑いながら
「何でこんな事が起きたかは流石にわからないよ。
僕自身の事は、そうだね、食堂で休憩出来そうなら、その時に話すよ」
そう話すと校舎入り口に向けて歩き出した。
校舎一階入り口前は扉が閉まっており、其処からそっと外を三人で確認する。
本校舎と自分達がいた第二校舎との間の中庭に右手、食堂側にゾンビが二体。
反対側に見えるだけで二体いる。
『さて、どうしようかな。僕単独なら突破を選ぶのだけどね。』
「二人共、此処から一気に食堂まで走ろうと思うけど、どう思う?」
「此のまま此処に居ても仕方ないし、走るしかないだろう食堂見えてるし。」
加藤が考えながら、話す。
「そうだね、此処に居ても仕方ないよね。頑張って走るよ。」
菅さんも覚悟を決めた様に頷く。
「とりあえず食堂前にいる二体は僕が仕留める。でももし、見えてない位置いるやつとかが出てきたら、其の棍で全力で頭を殴るんだ、躊躇したら死ぬよ、良い?」
「「わかった」よ」
菅さんと加藤が頷く。
「じゃあ行くよ。」
ドアを開けて走り出す。
2人も武器を構えてすぐ後ろをついてくる。
まず手前の男のゾンビに向けてダッシュをかけて剣を顔面に突き刺す。
そのまま引き抜かずに、柄を両手でもち、もう一体に向けて刺さったままフルスイング。
フルスイングすると刺さっていたゾンビがもう一体に向けて吹っ飛んでいく。
ぶつかって倒れた所にダッシュをかけもう一体のゾンビの頭に剣を刺し、止めを刺したら剣を引っこ抜き食堂に走り出す。
他にゾンビはいない様子で三人で食堂に駆け込みドアの鍵を閉める。
ちょっと開いてなかったらどうしようと焦ったが開いてて良かった。
「二人共、油断しないで、中にゾンビがいないか、二人共一緒に確認して足元とか、倒れてるのいるかも知れないから注意してね」
二人は頷きおそるおそる調べ出した。
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