逃走
三人でそっと食堂の外を扉越しだが確認する。
「うわ・・・。」
食堂から南に校門があるが其処は大きく開けており、すぐ横の校舎下には自転車を止める駐輪場、正面校門前は本校舎から丸見えだが芝生がしかれ、晴れた日にはシートでもひいてお弁当でも持って来れば、ピクニックでも出来そうだ。
が流石に今は地獄の光景を要しており、逃げる際に襲われて死んだ生徒や教師の遺体、また既にゾンビ化した人たちや生徒や教師達がゆらゆらと佇んでいた。
「此れは突破するのが大変そうだな。さて、どうしようか?。」
僕は素朴に質問してみる。
「反対側の部活部屋がある方の出入り口は?此処まで開けてないから襲われても対処しやすいし。遠回りだけど。」
菅さんがそっと意見を述べる。
「そうだな。部活部屋に寄れば、金属バットとか手に入りそうだし。」
加藤も其れに賛意を示してきた。
北側の校舎、体育館、部活部屋に通じる細道を見るが取り敢えずゾンビは見えない。
教室から持ち出した鞄に水のペットボトルなどを入れて出る準備をする。
「じゃ、行くよ。」
僕はそういうと二人に確認する。
二人は頷き、そっとドアを開けながら静かに動く。
北側に進みながら、体育館裏の部活部屋に行く前に運動場を見ると校門側ほどでは無いがゆらゆらと10体近くがゆらゆらとゆらいでいた。
気づかれないようにそっと動く。
体育館裏の部活部屋に通じている小道をそっと覗くと一体居たので二人に合図して、抜刀し襲いかかり首を跳ね飛ばす。
地面に落ちた頭を足で踏み潰し、三人一緒に各部室部屋を開けて、必要な物をかき集める。
金属バットと竹刀が見つかったので二人に渡した。
そのまま部活部屋の奥にある校門裏口に向かう。
裏門からそっと抜け出し街中を見ると乗り捨てられた車や他の車と衝突して煙を上げている車、歩道に倒れている人や人の原型を残してない遺体など散乱していた。
「凄まじいな。」
加藤がぼそりと呟く。
「気をつけながら警察署に向かおう」
僕は二人にそう話しかけ歩き出した。
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