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街外れの神社
「拉致監禁罪だ〜〜!」
縄で縛られるというベタなシチュエーションで、左江内 光眼は椅子に固定されていた。ガタガタと暴れるが身動きすらできない。
「コイツ、本当にあの四ツ目の過去なんでしょうね」
「ユニコーンの角、痛くないんでしょうか」
女子二人が街外れの神社――社殿の中でこちらをおっかなびっくり観察している。
ここは確か、お祭りもするし鎮守の杜として役割りを果たしていた。歴史ある神社だと、おばあちゃんも言っていた。
クラスメイトたちも良く夏祭り前になると、誰と誰が付きあっているだのはしゃいでいたのを覚えている。
「四ツ目ちゃん、大丈夫かなあ」
「アンタ、四ツ目に随分信頼を寄せているみたいじゃない」
「だって、なんだかんだ世話焼いてくれるし」
「刷り込んでるだけよ。断罪の四ツ目とか、色々言われてるぐらいにはナタで生き物を滅多切りにする野蛮な部類よ」
「何その二つ名」
ナタの手入れはかかさないのが印象的ではある。
「人の形を留めていようがいまいが、問答無用で切り裂くの。私も何回も見たわ、この子なんてご両親を」
横にいる猿芽が、おずおずと頷いた。
「……ふ~ん」
「貴方ね」
殴られそうになったが、キケンが割って入ってきた事により、ケイテキは手を下げる。
「光眼。久しぶりだね」




