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お願い事は

 ボクはこの前、いや、さっき大発見をしたんだ。

 もしかしたら世紀の大発見で、文明の歴史が変わってしまうかもしれない。


 日本の遺跡にしてはちょっとだけ異質で、宇宙船みたいだった。それが墜落してめり込んで神殿として祀られたみたいだ。



 ボク、光眼はつまらない授業から逃げ出して、街の外れにある大きな森で――不思議な出来事にでくわさないか探していた。

 そうしたら足場が崩れて、穴に落ちて、洞窟があるのに気がついた。それはもうハイテンションになるほど驚いた。だってまるでファンタジーの始まりみたいじゃないか。


 懐中電灯は生憎持ってなかったから、スマートフォンで辺りを照らす。

 そうして神殿に出会った。



 グリフォンに似ているけれども異質な見た事のない獣の狛犬が対になって、守っている。そうして先には石で作られた歪な鳥居と頑丈そうな神殿がある。宇宙船はその奥にあった。


 ボクは写真を撮りながら、鳥居を潜る。街にこんな素敵なものがあったなんて。

 誰もしらないのだろうか。

 とりあえずお参りした方が良いと思って、手を叩き、声に出してお祈りした。



 自分の世界が現実になりますように。



 と、――願う。するとスクールバッグに下げていたお守りが弾けて壊れたのだ。

 何か寒気がした。

 ボクは間違えを冒したのだろうか……まさか、間違えてなんていない。自分は、ただ願いを口にしただけだ。

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