↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/49

球電

 いきなり電線が爆発し、連なるように周辺の電信柱の部品が弾けた。

 眠ろうとしていた光眼は破裂音に似た爆音に身を起こす。


 とんでもない音だった。落雷だろうか。


 しかしどうやら近隣の電信柱が発信源ではないらしい。伝言ゲームのように、伝播していったみたいだ。

 証拠に街の人々が外に出たり、ザワザワとなにか騒いでいる。


「電気が!」

「きっと発電施設がどこかにあるのよ!」

「どっちからだ? そっちにいけば見つかるかもしれない」


 なるほど、光眼は馬鹿なので関心した。発源、もとを辿ればこの異常な状態を戻せるかもしれない。

 と、街の人々は考えたわけだ。



「行こう! 早めに行けば自分たちの取り分になる」

「そうだそうだ! 俺たちのモンにすればいい!」


 続々と窓辺の向こうで人の群れが走っていく。「うーん、ボクはいいや……」


 それより眠たいので寝よう。

 ベッドに横たわり、空想していると眩い光が炸裂した。今度は音がない。

 ハッと窓に張り付くと、大きな光の球がフワフワ浮いていくのが見えた。


「球電だ!」

 噂には聞いた事があるが――本当にあるなんて。

 妖精を見た。そんな気分だ。



「あの人たち、電気分けてもらえたのかな。いいなあ〜〜」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。