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猫耳 犬耳 カスタム不能

「四ツ目ちゃんはさ。犬に変身できる?」

「はあ? お前、ガキかよ。ピーチクパーチク」

「未成年者だよ。一応」


 左江内 光眼はまだ高校2年生なのでガキだと言われれば否定はできない。それに周りからも言動が幼いと言われてきた。



「できねーよ。犬になったらそれはもう全身破損してからの話だな」

「破損? 尻尾は何で生えてんの? オシリも破損したの?」


 わざとらしいため息をつかれたが、光眼は気にしない。慣れた対応だ。


「勝手に生えた。ケツはまだ人間だよ」

「良いなあ。ボクも尻尾欲しい!」

 猫耳でも何でもいいから、四ツ目のように可愛くなりたいのだった。



「自分で嵌めれば?角みてえによ」

「そんな方法あるんだ! ありがとう! じゃs」

「ねえよ……」


 動物の耳でもちぎってこい、と言おうとしたのに遮られた。なので四ツ目の犬耳へ手を伸ばしたが……阻まれ、また壁に叩きつけられ、近くにあったインテリアの角が額に刺さる。


「変態やろう」

「いてえ……変態って。もう良いよ! 額に目玉でも書いとく!」

 インテリアの鏡は案外痛かったので――それと四ツ目の腕力には敵わなかったのが憎らしかった。

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