↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/46

未来の左江内 光眼

 左江内 光眼は綺麗な水が道路を満たしているのに気づき、わあッと一階に駆け下りようとした――が、侵入者が首根っこを掴む。


「アレに触れたら一瞬で溶ける」



「ええ〜〜っ、あんなに綺麗なのに? もしかしてっ! 工場廃液?!」

「違う。アレはああいうモノなんだ。そうしてこの世界にインフラはない」

「ええ??」


 さっきから言っている意味が理解できない。まるでつまらない世界から来た人みたいな物言いだ。

「四ツ目ちゃん? くん? はあっちの世界から来たの?」

「くんでもちゃんでもどっちでもいい。ないから。あっちの世界からは……遠い昔な」



 ズリズリと部屋に引きずられながらも、銀の束ねた髪を見やる。日本にはこのような髪色の人はいない。

「じゃあ、街案内して!」

「するかよ、バーカ。お前はずっとこの部屋に引き込もってろ」


 鍵を閉められ、なぜだが開かなくなってしまった。「何した?!」

「閉じ込めたんだ」


「どうして?! ボクはご飯とおトイレしないと生きてられないんだよ?!」

「俺は数百年以上していない」


「そ、それは四ツ目ちゃんがファンタジーの世界の住人だからだって」

 言いかけて、自分自身の思考回路に気が付かされた。どこかでこれは絵空事だと思いこんでいる。


「じゃあ、お前もファンタジーの住人だから衣食住は関係ない。そうやってクローゼットに潜り込んでも無駄だ」

 クローゼットの隅には世界の穴は存在していなかった。


「俺は未来の左江内 光眼だ、と言ったらお前はどうする?」

インフラをアンフラと誤字していました(笑)

少し笑いました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。