ドッペルゲンガー??
「ドッペルゲンガーめっ!! このユニコーンの角で成敗してくれる!」
光眼は胸に刺さったユニコーンの角を抜き取ろうとしたが、あちらはなぜだかわずかに動揺した。
「抜くなっ! 血以外のものもでるから!」
「ええっ? じゃー、ボクどうなっちゃうの」
「しらねーよ。……話を戻すが、早くその護符をあの目玉に返納しろ。じゃないとお前はこの世界にい続けてしまう」
ドッペルゲンガーは自分自身とは対象的に大人びていて――犬の耳が生えていた。それに右手も獣の形をしている。
けれども顔は瓜二つで変わっているのは獣のパーツがあるのと、着物を連想させる摩訶不思議な服装を着ているのみ。
こちらの世界の光眼はあのような姿なのか。
「じゃ、じゃ、ボクがこっちにい続けたらドッペルゲンガーさん、消えちゃう?!」
「だーから俺はそういうファンシーなモンじゃないつーの! 帰りたいンならあれにお守りを返してめでたしめでたしすりゃいい。とういより、お前の罪はそれで終わらないくらいに重たいがな」
握りしめていたお守りを見やる。あの目玉に返してしまえば、またつまらない世界へ逆戻りだ。
「い、嫌だーっ!」
全力疾走で光眼は豪邸から離れた。ドッペルゲンガーが何か叫んでいた気がしたが、気にしたくなくて自宅へ走る。
(ボクはこの世界が好きなんだ!)
四ツ目の登場になります。




