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紅灯無形 〜こうとうむけい〜  作者: 犬冠 雲映子
異界へ行っちゃった
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破けたお守り

 左江内 光眼は寝室で破けてしまったお守りを握りしめて眺めていた。

 お守りを肌身はなさず身につけていなさいね、とおばあちゃんにキツく言いつけられてきたが……。


(どこの神社のお守りだっけ)


 布が破けてしまって、どこだか分からない。それに中身は見てはいけない、と聞いた事がある。

 露出してしまった中身をもはや30分くらいは手にして眺めていたのだが。


「見ちゃおうかな」

 ボソリ、と言い訳を口にして、光眼は護符を包んでいた紙を取り払った。



「うわ」

 そこにはたくさんの目がかかれており、威圧感すらある。ズラリと並ぶ目。

 何か意味があるのだろうか。



「おばあちゃん、なんでこれをボクに?」

 普通のお守りではないのは確かだ。ならこのお守りを扱っている神社を探せば答えが見つかるかもしれない。


 今、外は謎のベチャベチャしたスライムのような雨が降って、外出禁止令が出ている。なら明日になるが、丁度いい!

 ベッドから身を起こし、勉強机にしまわれていた街の地図を取り出した。



 冒険しよう。そうしよう。

怖い話でお守りが破けるシーンが良くありますね。

実際に経験したら怖くて泣くと思います。

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