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聖邪混濁 〜寒い冬から暑い夏へ〜  作者: anishina
第三章 青年時代〜サンガル
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裏話

なんかどっと疲れた。


この数日間、昼間は守備隊本部へ通い、話を詰め、

宿屋に帰れば、アイス、スレイ、タール、ジャックと

順番で誰かと一緒に寝ることに。


アイスはベッタリのグッチョグチョになるし、

スレイはアソコが好きなのか、色々弄って最後はアソコに顔を埋めたまま寝るし、

タールは後ろからの攻めが好きなのかずっと背中にへばり付いてた。

三者三様、楽しいんだが、俺の睡眠が削られる。

ジャックは、また昔話をして寝かしてくれるのだが、

俺が疲れてるせいで、むかーしの時点で即寝ていた。


まあ、護衛全員と寝たおかげで、みんな俺のスキルを吸収して、

サンガル兵と戦う時、スキル放出を使えたようだ。


ほんとに死人が出なくて良かったと思う。


守備隊の方は、結構話がすぐ通っていき、

魔道具のグルグルとヌマヌマを借りれた。

名前そのままの使い道だが

グルグルは目の前の敵を縄でグルグルと縛り上げる。

ヌマヌマは設置型で、置いた所から前方3メートル範囲が沼のようになり

上を通った者を、引き摺り込んで離さない。


銃の対処は金属板を心臓のある部分を覆うように作ってもらった。

この金属板を作ってもらう日数があったので、噂を流す日程が調整されたのだ。

それまでは、俺のセリフ覚えと、護衛のみんなのスキル吸収、放出の訓練となった。


守備隊はその間、サンガル兵の潜んでいる所をマークして、

即捕縛出来るように隠れて見張りをしていた。

サンガル兵、総勢200名もいた。一個中隊の人数になる。

ダイバオの守備隊は500名が常駐している。

街の衛兵は200名ほどだ。

流石、最前線、国境の街だ。


全ての準備が整ったのが、5日後。

実行に移すべく、サンガル兵のいる前で噂話を流す。

ダイバオにいた隠密部隊がその任務に当たった。


すぐ食い付き、即実行。

あっという間の捕縛劇だった。

隠れていたサンガル兵も一斉検挙され、

守備隊本部の牢屋は満杯になった。

もちろん武器も押収された。

隠れ場所の倉庫に大量の銃があった。

本当にやばかったんだと、実感した。


あの小っ恥ずかしいセリフの掛け合いも、

街の人達に受けたようで、

街を歩くと、公爵様、アツイ様、と声をかけられる。


ニコニコして手を振るのも、俺の仕事だ。

ちょっと前の俺じゃあ、考えられない事だ。


それと、ヨーク王都への通信でマイカール王と話をした。

襲爵の折の災厄とその処遇について、謝罪と感謝を言った。

これまで何も連絡しなかったのを申し訳なかったとも。

マイカール王が、泣きながら俺を気遣ってくれた。

そしてサンガルとの開戦を、了承してくれた。

王都からも騎士団を送るので指揮を任された。

流石に甥っ子が殺されそうになったのは、衝撃だったらしい。

くれぐれも身体に気をつけるよう、何度も何度も言うので

俺から、マイカール王に、愛してるよ。って言ったら黙った。

暫くして、叫び声と咽び泣きと、愛してるの連呼で会話にならず、

近くにいた宰相らしき人が、通信を切りますといって終了した。

うん、マイカール王、毎回思うが、この国大丈夫か?



今、サンガル王へ謝罪要求の伝言をサンガル兵に首輪付きで行かせている。

忘れるといけないのでちゃんと手紙も一緒に渡す。

王の前で読んでくれればそれでいい。

正確に伝わったかを首輪で判断する。

伝えた時、相手からの言葉をこっちにある録音装置に通信される。


その返答により、開戦となるか休戦続行となるか。

開戦となった場合、前回はヨーク側だったが、今回はこちらから攻める事になる。

前回、サンガル王は一度も出て来なかったという。

今回も恐らく王都から出ずに指示だけ出すと考えられる。

一番早く戦争を終わらせるには、指示を出す王を屈伏させる事だ。

サンガル兵に詰問した所、戦争を言い出したのはサンガル王自らだと

複数の兵から聞いた。


前回の戦争から20年。

王があんな感じだからか、周りは結構考えていて

次に戦争が起こったら、と色んな魔道具を開発していた。

その魔道具も王都の騎士団が持って来てくれる事になっている。


さてこの先どうなるのか。

今はちょっと休憩したいー。ウトウト・・・

クーーーーー。


コソコソ (アツイ様寝たか?お疲れのようだったが。)

コソコソ (毎晩、俺達と寝てるんだ。そりゃあ疲れるよな。」

コソコソ (そう思うなら、俺のように寝かせてやれよ。)

コソコソ (何を言っているのです!アツイ様を前に手を出さないなんてありえません!)

コソコソ (シー、シー、シー)

コソコソ (愛していますよ。アツイ様。)


パタン

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