表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
聖邪混濁 〜寒い冬から暑い夏へ〜  作者: anishina
第三章 青年時代〜サンガル
55/98

旅行日和

今日は、良い天気になったー!

旅行日和!


城の地下からの出入り口で一緒にいくメンバーが集合している。

ジャック、ラック、

近衛のスレイ、タール、アイス、

サンガルに詳しいロガンだ。


近衛隊長のグレイ、執事のバル、

家令のアーロン、メイド長のサナ

が見送りに来ている。


「ラック、アツイ様をしっかりとお世話するんですよ?

決してお邪魔にならないように。いいですね?」


ラックは、実はメイド長サナの息子だ。

初めての国外、そりゃ心配だろう。


「アツイ様、どうかくれぐれも無茶はしないで下さいね。」

「アツイ様、爺は心配ですじゃあー」

「アツイ様!ベルはお持ちですかな?何かあれば必ず鳴らして下され!」


おおっと、俺も心配してくれる人が居たわ。

って、ベルは鳴らしても届かんだろー?

いや、もしかして届くのか?魔道具なのか?

まーいっか。鳴らす事ないだろーし。


「わかったよ。大体2ヶ月くらいで帰ってこれる計算だろ?

余裕見て3ヶ月後にはここにいるさ。心配すんなって。」


「はあ、心配はどうしたってしますよ。

休戦中と言っても、敵国ですよ?

何が起こるか分からないのに。」


「だから行くんだよ。どんな国かわからないのに、敵だ!って決めつけるのが嫌なんだよ。

俺はこの国しか知らないから、視野が狭くなって間違いを犯したくない。

帰って来たら、報告するから、待っててくれ。」


「アツイ様!ご立派ですぞ!大きくなられて爺は嬉しゅうございます〜ヨヨヨ〜」

「ちゃんと考えてたんですね。驚きました。

単なる遊びかと思っていて、申し訳ございません。」

「アツイさまああー、一生付いていきますぞおーー」


あーもーわかったってば。


「はー、では!、スレイ、タール、アイス、ジャック!アツイ様を必ずお守りするように!」


「は!命に代えましても必ずやお守りいたします!」


「ロガン殿、道中よろしくお願いいたします。」


「ああ、わかっているさ。

若い連中ばかりだから、扱きがいがあるよ。」


行程は、川まで馬で7日。川の前に街があるので、そこに荷馬車が用意されている。

荷馬車に乗り換え、国境を通り、サンガル王都まで8日。

馬なら4日だが荷馬車は倍の時間がかかるそうだ。

サンガルの滞在日数は、10日程度の予定。


アツイは、全員が馬に乗ったのをみて、

「じゃあ!みんな、行ってくるよー!

お土産楽しみにしててなー!」

馬の手綱を握り、城下町をカッポカッポと小走りで駆けていく。

門の所で、門番に、

「ちょっと出掛けてくるー!街をしっかり守ってくれよー」

と言って、門をくぐる。


爽やかな空気を吸って、平原を駆ける。

気持ちいい〜


途中、街に寄り、宿屋で休んで、食事をとって、また馬を走らす。

西へ、西へと馬を走らせること5日。


山の裾野にぶち当たり、山林の中を進む。

山中で、野宿をして、翌日の夕方、目の前に大きな川が見えて来た。


「すっげーー、おっきいなあ。

この川に橋を掛けたのか!

それはそれで、大丈夫なのか?」


ロガンが、

「もう少し上流に橋がありますが、ここよりは川幅は狭いですよ。

橋はしっかりとした作りなので、壊れる心配はありません。

橋の幅も結構広いんで、見たら驚くかも知れませんね。」


「へえーそうなのか。それは楽しみだ。

スレイとジャックは、この辺に来た事あるんだったよなー」

道中の宿屋で、みんなと色々話して、情報は仕入れてある。


「はい!実家がこの近くなんですー」

「ああ、俺は護衛の仕事でなー」


「変わった所とか気付いたら教えてくれー」

「はいー」「おー」


ここから、川に沿って上流へ向かう。

遠くに橋らしきものが見えて来た。


「え!まじか!まさかのレインボーブリッジ?」


「レイン?ぼ? よくわかりませんが、あれが国境となる橋ですよ。

大きいでしょうー。」


「あ、ああ。・・・これ、誰が作ったの?」


「さあー、誰かは知りませんが、サンガル人が作ったと言われておりますな。

何せ、ヨーク王国に侵攻したくて作ったとも言われてますからね。

ヨークの王様はほんとに人が良いですよね。

勝手に橋を作られて、攻められて、被害甚大だったのに何の補償も貰ってないでしょ?

橋もそのまま残してあるし、またいつ攻めてくるかもしれないのに、何の制約もしていない。

私ら商売人にとっちゃ、ありがたい話ですけど、

ヨーク王国民としちゃ、どうなんですかねえ」


なるほど。そう考えるのが普通だよな。

俺もこっちの、お気楽モードの空気に慣らされてたかも。

うちの王様、ほんと大丈夫なのか?


「アツイ様!アソコ!見て下さい!」

スレイが指差す方向を見た。


あれは、・・・・・

スライをスレイに変更しました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ