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襲爵 1

王から襲爵をする旨を伝えに使いが来てから、2週間後、

襲爵の儀を王城で行う日を伝える使いが来た。


今日、その襲爵の儀が行われる。王城から、豪華な馬車が迎えにきた。


「なあールーバー、行かなきゃダメかー?」


「はあ、アツイ様。貴方様が公爵の爵位を継ぐ大事な儀式なんですよ!

王様だって、貴方に会いたがっているのですから。さあ、行きましょう。

あ、王城内でもマントは脱がないで下さいね。」


「うー、もう!わかってるよ。脱ぐ訳ないじゃんー」


本当ならキチっとした礼服着なきゃいけないんだろーなー。

下女が持ってきたのは知ってたが、キチっとした服嫌いなんだよなー。

ってことで、実は今、素っ裸でマント羽織ってる。


あー下、スースーするー。

別にいいよなー

マントは必須なんだから、誰にも何着てるかわかんないだからマッパでもー。

マント脱いだら、変態じゃん!ってとこがいい!

裸に靴履いてるのはちょっと間抜けだけどねー。

ま、それもご愛嬌ってことで。


裸の王様ならぬ、裸で王様に会おう!

イイネ!


ルーバと並んで馬車に乗る。

よし、王城へしゅっぱーつ。


ガタゴト、ガタゴト


「なあ、ルーバ、王様ってチョロい?」


「は?チョロいとは?」


あーこっちの言葉には無いのか


「んー、優しいかって聞いたんだよ」


「? はい。お優しいですよ?何しろ、私を指名でアツイ様に付けたのですからね」


「んー?どう言う意味?」


「私は愛欲のスキルを持っておりますので、愛を注ぐに一番適しております。

王はアツイ様をとても気にかけておりました。

ご自分が直接注げないので、私を代わりにして愛を注いで欲しかったのでしょう。

お会いすれば、よくお分かりになられますよ」


愛欲 って。

まじかあー。

あの執拗なマッサージの事か?

それともトイレまで付いてくるストーカーみたいな事か?

まあ、愛されてるのは、ジワジワ分かってはいたけどよ。

愛欲かーー。

ここへ来ての新事実。


「あー、そうなんだ」


あ、やばい。俺今マッパだ。

知られたら、愛欲スキルで俺、ヤられちゃう?


なーんて、マッパはいつもの平常運転だったわ。

ヤられるならすでにヤられてるわ。

!!

良い事思い付いた!!


「なあ、王城までどれくらいかかる?」


「そうですね。この馬車は王城の中の門まで走ってくれるので30分って所ですかね。」


それくらいならー


「なあ、ルーバ。ちょっと遊ばない?」


「は?馬車の中で何をして遊ぶと・・・は?アツイ様??」


俺はルーバの膝の上に向かいあって跨った。


「なあールーバ。ちょこっと遊ぼーぜー。

マッサージみたいなもんでさー」

と言いながら俺はルーバの手をマントの中に隠した。


俺のマントの中で俺のとルーバのが密着する。


「!!アツイ様??なぜマントのすぐ下に貴方の温かな物があるのですか?

服はどうしました!ま、まさか!ハダカなのですか??」

とルーバは俺のマントをピラっと捲った。


「ああああー」

ルーバは両手で顔を覆って、暫く固まった。


「あー、ごめん。ルーバ。今日はちょっとこういう気分でさー」


「・・・・・・」


「おーい、戻ってこーい、ルーバー?」

言いながら、俺は手をペシペシ叩いた。


ピクン、ピクンとルーバの手が反応する。


「おっ。ルーバ、ちょっと元気になった?ねえ、いいだろー?」


「アツイさーまー。お仕置きですー!」


ルーバの両手が顔から外れ、マントの中から俺の身体を抱き寄せて、

身体を浮かせてきた。


「うあっ」


「アツイ様が悪いのですよー?」


真正面からルーバが俺にキスしてきた。


ん、ん、ん、


「ルーバ!俺、俺もう!」


ピタッ


とルーバが口を放しキスするのをヤメタ。

「ああ!ルーバ!やめるなよーー!」


「お仕置きだと言ったでしょう。我慢して下さいね。」


ええええ!この状態で、我慢なんできるかあー。

ルーバだって、その気なんじゃないのー?


くっそー

あーもうそっちがそう来るならこっちだって!


俺は膝から降りた。

ルーバの手を両手で持って指を自分の口に押し込んだ。

舌で舐めて食んで、ルーバがその気になるまで。


「アツイさま!そのようなことまで!ん、ん

どこで、ん、こんなテクニックを、覚えてきたのですか、あ

も、もしかして、こ、近衛、のものと、ですかあ?」


「んん?ひょんなほとないはあ、今日はひめてしたー」

嘘じゃない。前世では頻繁にしてたけど。


「わ、わかりました。もう私の負けですー。」

ルーバはマント毎俺を持って、膝の上に戻し、濃いキスをした。


「はあはあ、これで良いでしょう。」


ちょっと、羽目外しすぎた。


馬車が王城の門の所で停まった。

暫くしてから、御者がドアを開けにきた。

顔が真っ赤だった。


あー、そりゃ、聞こえてるわなー。

すまんすまん!また今度機会があれば、混ぜてやるからなー。


ってことで、いざ、王城へ。

と歩き出した所で、ルーバに抱き抱えられ、ズンズンと門、玄関、廊下と進んでいく。


「おーい、ルーバさんやー、もしかして、大分お怒りですかー?」


「いいえ、ですが、儀式前にキチンと服を着ていただきます。」


「あははは、そうですよねー。ごめんなさーい。」


「アツイ様のイタズラは子供らしい所と、そうで無い所が一度に来るものですから

こちらも対応に困ってしまいます。あー、出来れば今からは、普通にしていて下さいね。」


一つの部屋に入ると、王城の使用人に子供の服を持ってくるように伝える。


「はあ、では待っている間、なぜあのような事をしたか教えていただけますか?」


「ちょ!そんなに怒んなくてもさーちょっとしたイタズラ心だしー」


「ほら、そう言う所ですよ!もう少し危機感を持って下さい。

そしてもっとご自愛下さい。」


「ルーバ、俺自分の事、別に自棄になってる訳じゃ無いよ?

ただ、楽しく生きたいだけなんだ。ダメか?」


「うっ、そんな言い訳、ダメですけど、ダメだって言えないではないですか!」


「ありがとう。ルーバ、分かってくれて。」


「ううーー、アツイ様ーー、分かった訳ではなく、我慢しているのです!」


「あははは、ごめん!ルーバ」


「はああ、もういいです。」


コンコン


「ああ、服が届きましたね。さあ、着ましょうか」


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