二章14 スーパーヒーローとして
『おいおい、折角面白いことになってきたのに逃げろだなんて白けるじゃねぇかよぉ?…あれ?お前よく見たら3年前俺が…』
「黙れッ!」
「おい!トゥーグァ!何だか知らねーけど力比べなら受けて立つぞ!」
「よせ!死ぬぞ!」
『いいねぇ♪おもしれぇ!喰らいやがれ!醜悪魔拳・獄羅苦!』
「バーニングフィスト!」
拳と拳がぶつかり合う…筈だった。拳と拳がぶつかった瞬間、俺の体は後方に吹き飛んだ。
『おいおい、これっぽっちかよ?』
「キャプテン・スカーレット!大丈夫ですか!?」
「アイツ…素直に俺の話を聞いていれば…クソッ!アームズチェンジ!ギガントキャノン!煙玉発射!」
『クソッ!何しやがる!』
辺りに煙が立ち込める。煙が引いた頃にはそこにスーパーヒーローの姿は無かった。
『逃げられたか…まぁ今日はこの辺にしとくか…』
そう呟くと、トゥーグァは何処かへ去っていった。
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
「うーん…俺は一体…?はっ…そ、そうだ!トゥーグァは!?」
やっと気がついた。しかし俺は自室のベッドに横たわっていた。
『ようやく気がついたか…全く、強敵相手にケンカ売るってどういう神経してんの!?突然ミッドナイト・スナイパーが君を運んで来たときはびっくりしたんだよ!?てか家特定されたし!まぁ深入りしなさそうだったからいいけど…』
「わ、悪い…でもアイツ、ウツロ大量発生の手掛かりになると思って…」
「でも無茶はダメですよ!もう…僕はとっても不安でしたよ…このまま起きなかったらどうしようかって…本当に不安で…心配で…」
『全くその通りだミャ』
咲也は目に涙を溜めていた。俺一人の判断がこうも周りを心配させるだなんて…
「悪い…俺のスーパーヒーローとしての自覚が足りなかった…」
「もう…分かればいいんですよ」
『さぁ、協会への報告も済んだし…』
『トゥーグァをどうしようかの作戦を立てるミャ』
「ああ!そうだな!」
ピーンポーン♪
スーパーヒーローとしての自覚を取り戻し、いざ作戦会議って時に客人か…一体誰が?
「はいはい、どちら様で…ん!?」
『やぁ』
ドアを開けた先にいた者……それは簡潔にいって………しゃべるラジコンだった。
次回、ミッドナイト・スナイパーの正体が明らかに!勘の良いお方はわかりますよね…?




