二章12.5 見知らぬ強敵たち
ここはこの世界とは別の次元に存在する、闇の世界。そんな世界に巨大な建物が建っている。
その建物の中にある会議室のような部屋。
そこでは5人の異世界人が会話をしている。5人とも、見た目も服装もバラバラだ。
キャプテン・スカーレット達がウツロと戦っている様子がモニターに映し出されている。
『これはまた、面白いスーパーヒーローが現れましたねぇ』
そう口を開いたのは、眼鏡をかけたスーツ姿の男。一見普通の人間に見えるかもしれないが、彼の頭には、鬼のようなツノが生えているので、人間でないことは明らかだ。
『全くだなソトース。コイツもアイツみたいに潰し甲斐がありそうだぜ!このトゥーグァ様の血が騒いでやがる、なぁ?Dr.トゥルフ!』
この燃えるような髪と赤褐色の肌を持つ、悪魔のような男。彼の名はトゥーグァというらしい。そして眼鏡の男はソトースという名のようだ。
『ああ、苦労して人の心の闇を解放する薬を作った甲斐があったわい』
小太りの老人はDr.トゥルフというらしい。しかし、彼の作った薬にはどこか引っ掛かるところがある。
『あー会議つまんなー。早く遊びたいー』
『テップ、今は貴様の視察当番ではない。大人しくしていろ』
『相変わらずザートスはオカタなんだから~!』
『黙れ』
緑色の髪の悪魔の少女はテップ、そして彼女と会話している、鎧を纏った覆面の人物がザートス。二人とも性格は真逆である。
『トゥーグァ、貴様は今、視察当番だ。仕事をしてきたらどうなんだ?』
『ったく面倒臭ぇ。まぁ、面白いモンが見れそうだ。行ってくるよ』
そういってトゥーグァは部屋を出ていく。
『全く、面倒臭いとはトゥーグァは誰のためにこの仕事をしているか分かっているのですかねぇ』
『問題無いじゃろう、奴のボスへの忠誠心はかなりの物だ』
『そうだ、我々の創造神様への忠誠心は誰にも負けはしない。さあ、今日もやるぞ』
『はーい!』『へいへい』『はい』
『『『『人々の心の闇よ、創造神様の糧となれ!世界に絶望をもたらす力となれ!』』』』
彼らの考えを、まだ知るものはいない。
しかし、いつか絶対、知るときがやって来る。
その時がいつになるか、それもまた、誰にも分からない。




