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喫茶『お命頂戴いたします。』~オーナーは異世界から来た3兄弟王子  作者: satomi
第2章:キャサリン帝国

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第35話 柚の懐妊


 俺は知っている。緑の妊娠。今度は男の子だとあの重鎮どもを黙らせることができるんだが…。葵も言葉を話すようになった。可愛い。瞳の色も緑に似て最高!

葵・「ははうえー、あのねいっしょにあそんでるたけとくんとおおきくなったらけっこんしようってやくそくしたんだー。あおいがじょおうさまになって、たけとくんがささえてくれるの!おうはい?」

 何故母に言う。同性だからなんだろうか?

緑・「あら、よかったわねー。葵も女王になるならいっぱい勉強しないとだめなのよ?」

葵・「えー?ちちうえはべんきょうしたの?」

緑・「そうよ。勉強しないと変な国になっちゃう」

葵・「それはいやだよ」

緑・「じゃあいっぱい勉強しなきゃいけないね」

葵・「うん、わかったー」


聡・「緑…俺は武人君との結婚なんて認めないぞ?」

緑・「自分は自由恋愛しておいて、ズルいわよー。いいじゃない、尊君と楓ちゃんの子だもん。絶対強い子よ。葵がいっぱい勉強して王配に支えてもらうのは武力の方にすればいいのよ」

聡・「それと、緑のお腹の子の性別なんだが…」

緑・「私は生まれてからのお楽しみがいい。あ、聡君はわかってるのか。その能力も微妙ねぇ」





柚・「最近、疲れやすいというかだるい?風邪ひいたのかなぁ?」

悟・「柚…、聞きにくいし答えにくいと思うが。月のもの、生理が止まってないか?」

柚・「あっ…」

悟・「聡兄…陛下に診てもらえばすぐわかるんだけど、妊娠してると思う」

 そういうことで、柚を伴って俺は王城へ行った。いきなり門番に止められた。

「「自分は王弟殿下だ」と言っても証拠がなければなぁ」

柚・「悟君、いいよ。街医者に診てもらうから」

悟・「いや、陛下の方が安全・確実だから」

尊・「おっ、悟じゃん。こんなとこで何してんの?」

悟・「尊兄。えーと、門番に止められちゃって中に入れなくて…」

尊・「まぁそりゃあ、平民の格好で入れろと言われても門番の方が正しい。門番の人、覚えておいて。こいつはこんな格好だけど、王弟殿下だから」

「はっ、失礼しました。お通りください!」

尊・「俺たち3兄弟、顔が似てるって言われるのになぁ」

悟・「着てるものが平民の服だし仕方ないよ~。どうした?柚。固まってないか?」

柚・「いやぁ、王城に顔パスとか無理ー」

悟・「慣れるまで仕方ないね。こっちの子は俺の奥さん。よろしくね」

「はっ、覚えさせていただきます」



悟・「聡兄ー」

聡・「陛下だ。全く尊もお前も。で、何の用だ?」

悟・「柚が妊娠してるっぽいんだけど、陛下はどう思う?」

聡・「これは…妊娠2・3か月ってところだな。性別はまだわからん。あー、実は緑も妊娠してるからよい遊び相手になるかなぁ?柚ちゃんは乳母になるかも」

悟・「王宮に慣れるにはいいかもね。まだビクビクしてるし」

聡・「そういうのはお腹の子によくないからドーンと構えるといい。ついでに私のことも『お義兄さん』と呼んでほしい」

柚・「それはハードルが高いですぅ」

悟・「まずは俺を呼び捨てにできるようになってからじゃね?」

聡・「先は長そうだなぁ」

 聡様は残念そうです。柚様のような素直な方に『お義兄さん』と呼ばれたかったんでしょうか?




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