第32話 温泉饅頭にはお茶を
キ・「もう!尊君てば帰ってきて一番に私に会いに来てくれないとぉ♡ きゃー、この子が武人君?将来絶対イケメンじゃない!」
楓・「さすがキャサリン様ですね。これ、地球土産です」
キ・「あ~ん、楓ちゃんも私の趣味わかってるんだからン。悟君が入れてくれたコーヒーで温泉饅頭食べたいわねぇ」
尊・「コーヒーで温泉饅頭ってあうのか?」
楓・「私に聞かないでよ」
「だー」
キ・「武人君はさすがにまだ饅頭食べれないだろうけどォ、3人で食べましょう?」
尊・「あ、俺たちはこれから瀬蓮のとこに行こうと思って」
キ・「どこにいるかわかってるのかしら?」
楓・「とりあえず、君子さんのところに行こうかと思います」
キ・「賢明ね」
私は尊様たちがキャサリン帝国を出てすぐ、君子のもとへ急ぐことをキャサリン様に告げました。
キ・「ほらぁ、いつもふらふらしてるからこういう目にあうのよ。いい加減に腰を据えなさいよ。いやだ、なんだかちょっとエッチな響き♡」
瀬・「そう思うのはキャサリン様だけですよ、では私は君子のところへ急ぎ行きたいと思いますので、失礼いたします」
キ・「何よ、本当に失礼なんだからっ」
私は全力で屋根などを伝い、君子の元へと行きました。
君・「あら、珍しい。いらっしゃい。会いたかったわ」
瀬・「そうじゃなくてだなぁ。これからここに尊様一家がやってくる。私がさもここで暮らしているように協力してくれ」
君・「ここで暮らせばいいのに…」
君・「いらっしゃい!尊様に楓様!その子が王子なの?」
楓・「実感はないけれどそういうことになるようです。式典も開かれたようですし」
君・「楓様に緑様はこれからマナー研修をきっちりしなきゃね!王子なんてあわよくば娘を嫁に…なんて貴族も現れるでしょうし。葵様に至っては王配に収まれば…なんていう貴族もいるでしょうからしっかりと勉強をしていただきましょう!」
楓・「あのー、これ、地球土産です。お気に召していただけるでしょうか?二人で相談して消えものの方がいいだろうということになったんです」
君・「まあ、何をしに地球に行ったのですか?…温泉饅頭好きだからいいんですけど」
尊・「えっと、楓のお父さんに初孫を見せに行きました。せっかくなので、お土産と思ったのですが…」
君・「温泉饅頭好きだからいいのよ。お父様が存命で地球にいるのは大変ね」
尊・「年に1度くらい会いたいということでした」
君・「本当は月に1度とかなんでしょうね。でも、そこまでいくと厚かましいかなという気づかいではないでしょうか?」
楓・「それはわかりません」
君・「ああ、瀬蓮ってば何も言わずに食べ始めてる!お茶くらい入れるのに…」
尊・「そうだよな、温泉饅頭にはお茶だよな…」
悟様は、コーヒーに温泉饅頭なんでしょうか?個人の嗜好なので何とも言えませんが…。やはり饅頭には日本茶が合うと私、瀬蓮なんかは思ってしまうのですが。




