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喫茶『お命頂戴いたします。』~オーナーは異世界から来た3兄弟王子  作者: satomi
第2章:キャサリン帝国

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第29話 楓の出産は力業


 キャサリン様の情報のままにクーデター潰しをしていきました。馬上からの攻撃になったりするのですが、それでも尊様はお強くなりました。この瀬蓮、感無量です。

キ・「さ、あとは帰るだけヨ~♡デートを楽しみましょう?尊君♡」

尊・「楓が、楓が…」

キ・「ちょっと、瀬蓮。尊君ってばどうしちゃったわけ?」

瀬・「楓様に会いたいんでしょう。禁断症状のようなものでしょうか?」

キ・「はぁ、振られたのかぁ。せっかく連れ出したのになァ」

瀬・「尊様は一途なお方ですからな」


 そうして、城のほうに戻ってみると

「何してるんですか、団長!団長の奥様が破水をして今にも出産という感じだとか」

 話半分に聞いていたのに、王宮に用意されていた楓様用の産室に、楓様はもう入っていました。


尊・「母子ともに健康であれば…」

 そう言いながら部屋の前をうろうろしています。

聡・「尊、明日は我が身だと言っただろう?俺の時に散々馬鹿にしやがって」

尊・「今になって気持ちがわかる」

聡・「まぁそうだろうな。かくいう俺だって公務を抜け出してかけつけてるわけだし。悟は?」

悟・「今日は偶然空いてたから、行ったほうがいいかな?って」

聡・「まぁ、俺の緑が楓さんのそばにいるから安心しろ」

尊・「経験者がそばにいるのは力になるかなぁ?」


 ものすごい大きな産声が産室から聞こえました。

悟・「兄貴…間違いなく男の子だと思う。そして、早くね?」

尊・「それについては思うところがあるが…」



楓・「あ、尊帰ってたんだ。おかえりなさい。男の子よ。産声大きくてびっくりしたわ~」

緑・「私だって驚いたわよ」

楓・「緑さん、なんかごめんなさい。めっちゃ痛いから、早く出てけ~って力入れて出した」

 一同、力業だったんだなとなんだか納得してしまいました。

楓・「名前はやっぱ尊と決めようかなぁ」

緑・「それがいいと思うけど、疲れてないの?私は出産後って疲れ果ててたけど?」

楓・「体力勝負じゃない?ほら、私体力あるし」

聡・「俺らは帰って、二人きりじゃないな+1人家族団らんにしてやるか」

 私たちはそれぞれの帰る場所に帰ることにしたのです。



楓・「ふぅ、なんか一息ついたーって感じ」

尊・「わかるな。で、名前はどうする?」

楓・「私の父親にとっては初孫で男の子だもんね」

尊・「強く育ってほしいな。精神的にも」

楓・「精神的に弱い人多いわね、最近」

尊・「そうなんだよな…」

尊楓・「「うーん」」

楓・「武士から一文字とって武人は?」

尊・「いいんじゃね?義父さんも納得だろう。連れて会いに行きたいなぁ」

楓・「緑さん情報で子供を連れまわすのは首が座ってからのほうがいいって」

尊・「それはいつだ?」

楓・「さぁ?」

尊・「俺らって本当に手探りで子育てしないとだめだなぁ」

楓・「そうだね。それも楽しいんじゃない?」



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