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喫茶『お命頂戴いたします。』~オーナーは異世界から来た3兄弟王子  作者: satomi
第2章:キャサリン帝国

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第28話 尊とキャサリンのデート


 そのまま尊様が楓様につきっきりになりました。

 しかしながら…

キ・「尊キュン♡今日1日私とデート♡」

尊・「はぁ?そんな予定はない!俺は楓と一緒にいるために決裁印を押しまくったんだからな!」

キ・「その書類なんだけどぉ、私がちょーっとこれを紛れ込ませたのよ。尊君ってばあっさり決裁印くれるんだからン」

 キャサリン様が取り出した書類に書かれていたのは、『1日尊君とキャサリンがデートをする』というものでした。

キ・「決裁印くれたんだもの。デートよぉ」

 尊様は楓様に『助けて』というような目線を送りましたが、楓様は『キャサリン様の言うことが正義よ』と尊様をキャサリン様に渡してしまいまして、尊様はキャサリン様に引かれるように連行(?)されてしまいました。



尊・「で、キャサリン。デートなんて言ってたけど、目的があるんだろ?」

キ・「半分はデートヨ♡はぁ、尊君ってば鋭いんだからァ。尊君がつぶした国からの移民が各地でクーデターらしいわよ」

尊・「あいかわらず、どこで情報を手に入れるんだか…」

キ・「『キャサリン帝国』に決まってるじゃなーい。阿呆なお偉いさんが口を滑らすのよ。こっちがただのか弱い女だと思って」

尊・「か弱い女ねぇ。柚ちゃんはか弱いけど、キャサリンもそこそこ戦えるんじゃなかったっけ?」

キ・「戦いなんか嫌ヨ。体に無駄に筋肉がついちゃう~」

尊・「で、俺は今日のうちにそのクーデターを鎮圧すればいいのか?」

キ・「楓ちゃんも安心するでしょうネ♡」

尊・「瀬蓮!いるんだろ?行くぞ、クーデター潰し」

 そう言って、私と尊様は国中を1日で巡る強行スケジュールを敢行することとなったのです。

キ・「ああん。デートがここまで?」

尊・「仕方ないだろ?国の危機だ。楓が安心して子育てをできるようにしないとな」

瀬・「尊様の立派な心掛けに瀬蓮は感服いたします。どこまでもついていきます」

尊・「キャサリンも情報収集役でついて来いよ。戦わなくていいからさ」

キ・「デート…」

尊・「1日俺と一緒なんだから、これもデートだろ?ロマンには欠けるけどな」


 そうして、私と尊様とキャサリン様の3人は馬を駆って国中を巡ることとなりました。


キ・「まぁ?瀬蓮がいたりするけど、二人で馬を駆って新婚旅行気分も悪くないわネ」

尊・「あ、俺忙しくて楓と新婚旅行にも行ってない。楓はもう臨月だし。うわぁぁぁぁぁぁぁ!」

瀬・「そう慌てませんように、尊様。楓様も新婚旅行というものに気づいていない可能性も…。悟様も新婚旅行に行っていませんし。聡様も」

尊・「兄貴は仕事忙しいんだろうけど、悟は時間あるよなぁ?あいつは天然だからなぁ。柚ちゃんは気づいてても俺らのことを殿上人みたいに見るしさぁ。義兄さんって呼ばれたいなぁ」

キ・「アラ、尊君もそういう願望あるのネ。柚ちゃんに伝えておくわよ。多分「畏れ多くて無理ですぅ」とか言いそうだけどネ」

尊・「悟も呼び捨てにされないみたいだしなぁ。道のりは長いよなぁ」




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