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喫茶『お命頂戴いたします。』~オーナーは異世界から来た3兄弟王子  作者: satomi
第2章:キャサリン帝国

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第25話 今更ながら、マナーを学ぶ


 キャサリン様に捕まってからというもの。私は壁紙として楓様を守っていく所存でした。

 しかし、しかしですねぇ。君子が地球から来た?マナー講師として3兄弟とその伴侶様方

の指導に当たる?全くの予想外です。はぁ、私がいないところでそのような契約がされてしまいました。

 確かに君子は財閥令嬢として育ちましたから、マナーなどのスキルはピカイチですが……。

 明日は悟様も交えての契約?なんというか、何とも言えない気分です。



キ・「悟君♡ いらっしゃい♡」

悟・「店の先に“close”ってあったからやってないのかと思った」

キ・「いやねェ。大事な話をするから、余計な人が入ってこないようにしたのヨ!」

悟・「俺はまぁ、柚に言われてたから来たけど……」

キ・「いやだァ、柚ちゃんったら。大っぴらにしないけど、悟君とラブラブじゃない!」

 柚様、真っ赤になっておられる。ああ、柚様はそういった話は弱いのかと存じます。

悟・「尊兄も来るんじゃないのか?」

尊・「呼んだか?悟」

悟・「あ、久し振り。何?その格好。洗濯が大変そうだね」

尊・「どうしてみんなそんな感想なんだ?楓も洗濯が大変だろうからランドリーメイドを雇ったよ」

悟・「さっすが騎士団長!懐もなかなかにあったまってるみたいだね」

尊・「バカ言うなよ。俺もお前と同じで予算が組まれててその中から捻出してるんだよ!」

キ・「騎士服の尊君もステキヨ♡」

尊・「やっとこさ違う感想に出会った。キャサリン、君子さんは?」

キ・「さっきからこちらを観察してるわヨ~」


君・「初めまして、悟様。私は瀬蓮の内縁の妻といいますか。それが縁で、皆様のマナー講師をさせていただきます、安藤君子と申します。緑様は出産後すぐということですから、まだ動けませんね。楓様も身重のようですし。えーと講師の場所はどこにすればいいのかしら?」

尊・「陛下に聞いた。王宮の一室を借りれるそうだ」

君・「まあ!では、来週からよろしくお願いいたしますわ!」



瀬・「君子!」

君・「ああ、瀬蓮!探したのよ!どこにいたのよ?」

 壁紙だったとは言えないと思いました。

瀬・「風の噂で君子が王家の皆様の指導をするとか?」

君・「うふふっ、何を知らないフリしてるのです?あなたが王家の皆様と懇意な事くらい私にはお見通しですよ」

 これだから、君子とは距離を取ってたというのに……。

瀬・「その指導の場に私も参加しますからね!」

君・「まぁ!瀬蓮もいてくれるんですの?心強いわ。来週が楽しみになってきました」




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