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喫茶『お命頂戴いたします。』~オーナーは異世界から来た3兄弟王子  作者: satomi
第2章:キャサリン帝国

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第24話 瀬蓮と君子さん


尊・「陛下、こちらが瀬蓮の内縁の奥さんの安藤君子さん。君子さんは財閥のお嬢さんで……」

聡・「大方、親父とおふくろの命でその財閥にもぐりこんだ瀬蓮が攫ったんだろう?」

尊・「当たり~!そんなため息交じりに言わなくてもいいじゃん」

聡・「いや、瀬蓮の逃走は結構痛いなと思って」

尊・「それなんだけど、もうすぐ楓が出産だから、その時に現れるんじゃないかというのが楓の読みだ。その時に俺は我が子を堪能するどころか瀬蓮と鬼ごっこ……」

聡・「確かに楓さんの読み通りに行きそうだな。ん?君子さんは瀬蓮の仕事についてはどこまでご存じで?」

君・「少なくとも、人様に言いふらすような仕事でないのはわかります」

尊・「でなぁ?兄貴、この君子さんに俺達のテーブルマナーとか社交ダンスとかを指導してもらうのはどうだろうか?」

聡・「瀬蓮が出てくるまで時間あるしなぁ。あ、君子さん王妃の緑と最近産まれた葵って娘を紹介するよ。こっちこっち~♪」

 兄貴……誰かに自慢したかったんだな。


緑・「あ、聡さん。そちらのご婦人は?」

君・「瀬蓮の内縁の妻でございます。安藤君子と申します。以後お見知りおきを」

緑・「は、はぁ。さっき、葵の目が開いたのよ!どうだったと思う?」

聡・「俺は緑みたいなキレイな緑色がいいなぁ」

緑・「ビンゴよ!この子も私と同じ!キャー。仲間だわー!」


尊・「あの人が王妃の緑さんです。100%の地球育ちです」

君・「なるほど」

尊・「国王陛下が兄貴だもんなぁ。世も末って感じ?」

聡・「それならお前は騎士団長だろ?おかしいんじゃないか?騎士団は強くなってるんだろうな?」

尊・「こちとら書類仕事ばかりで部下を育ててる暇なんかねーよ」

君・「へぇ~。これが国王と王弟殿下」


聡・「あ、もう一人の弟を紹介したいんですけど……あいつはフラフラと。明後日くらいにまた『キャサリン帝国』に来てもらえます?」

君・「ええ、わかりました」



尊・「柚ちゃ~ん!」

楓・「愛する妻より先に他の女性の名前を呼ぶとは、いい度胸じゃないの?尊?」

尊・「楓は別腹だよ……」

キ・「尊君♡」

尊・「キャサリン、今日は柚ちゃんにちょっとお願いがあって。キャサリンも大喜び間違いなし!」

キ・「えっナニナニ?」

尊・「柚ちゃん、明日さぁ悟に『キャサリン帝国』に来るように言ってくれない?」

柚・「尊さんのお願いなら、必ずや!」

キ・「えー、明日、悟君が『キャサリン帝国』に⁈ きゃ~♡ 流石尊君♡」

尊・「俺も来るからな」

キ・「『キャサリン帝国』がイケメン成分補充場所に早変わりよ!ステキ♡」

 (キャサリンには事情を伝えておくか…)

キ・「了解よ。そういう連絡のためにここがあるみたいな感じだもの。どうぞ使ってちょうだい!」




キ・「それにしても、逃走した瀬蓮ねぇ」

瀬・「ぐっ、何で?」

キ・「壁紙の一部が呼吸してたのよ。このまま陛下っていうかァ、聡君にプレゼントしてもいいけどぉ。このまま壁紙として楓ちゃん守っててもらった方が有益だわ。頼んだわよ」

瀬・「御見それしました。キャサリン様」

キ・「なめてもらっちゃ困るのよォ。これでもこの世界で長いことやってるんだから」




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