第20話 2号店は罪作り
キ・「なーんてことが2号店ではあったのよ」
楓・「こっちにはキャバクラはないんですか?」
キ・「ないのヨ~。だからあの男でも繁盛させることができたのネ」
瀬・「かわりに『風俗店取締法』がありまして、過剰なサービスをするような店はNGですね。あの2号店はダメでしょう。女性に男性の相手をさせながら一緒に酒を飲むスタイルはNGです」
楓・「地球を知ってるとお堅いって感じするけど、そういうもんなんだ」
キ・「そういうものなのヨ。私の名前を騙ったことも罪、王家御用達って騙ったのも罪、罪だらけネ。この場合は元貴族と出資してた貴族の二人が罪に問われるのかしら?」
瀬・「そうですな。特に王室侮辱罪は重くてですねぇ。元貴族はまぁ、平民として一生鉱山夫でしょうか?貴族の方はお家取り潰しで、一族郎党平民落ちですな」
楓・「うわぁー、わかってるならやんなきゃいいのに」
瀬・「当人たちは絶対にバレない自信があったんでしょうな」
キ・「思いっきりバレてるけどねェ」
また、この国の貴族と彼の国の元・貴族が陛下に召喚された。
聡・「『国王陛下御用達』とは?私は一度も2号店なる店に足を運んだことなどないが?」
「『キャサリン帝国』の2号店ですから、『国王陛下御用達』ではないでしょうか?」
聡・「それなのだが…『キャサリン帝国』の者達からは、2号店など考えてもいないと回答があった。尚且つ、2号店なる店では過剰な男女のスキンシップによって売り上げをあげていたとか?」
「そ、それは……」
聡・「ん?それはなんだ?(俺は正直こいつらよりも可愛い我が子と対面したいんだ。早く帰らせろ)」
「何を証拠に?」
聡・「もちろん、キャサリン自らが男装して2号店へと行った結果だ。そのように報告を受けている。1号店ではそのような事はしていないのに、自分の店の名誉を傷つけられたとたいそうな怒りっぷりだった(我が子に癒されて帰っていったが)。風俗店取締法違反・名誉毀損・王族侮辱この3つの罪でも十分だな。まだ叩けば出てくるかもしれないが。我が国の貴族である貴殿はお家お取り潰しのうえ、一族郎党平民落ちだ。移民の男は生涯鉱山夫として働くがよい」
二人の男はがっくりとうなだれた。
聡は愛娘に会いたかった。こんな男共どうでもよかった。
聡・「今日もパパは一生懸命働いてきましたよぉー」
緑・「あの…。聡さん、せっかく寝付いたところなので起こすのはやめてください」
聡・「ん?そうなのか?悪かった」
緑・「ふふふっ。あの聡さんがこんなにデロデロ激アマ‼」
聡・「緑は俺にどんなイメージを?」
緑・「何事にも動じない、クールなイメージかな?それが我が子にはこんなんだもの」
聡・「可愛いこの子が悪い‼ まだ瞳は開いていないが何色だろうな?」
緑・「そうですね。オッドアイってのも微妙ですよねー」




