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喫茶『お命頂戴いたします。』~オーナーは異世界から来た3兄弟王子  作者: satomi
第2章:キャサリン帝国

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第15話 甘くみてまちた


楓・「緑さん、お腹が目立つようになってきたね」

緑・「そうなのよ。毎朝聡さんが赤ちゃん語でお腹に話しかけてるのは笑えるわよ?」

キ・「ああ~ん、イケメンと毎日顔を合わせるなんて羨ましいわぁ~!イケメン成分補充したいー‼」

楓・「キャサリンさん、駄々こねないで下さい。今日は尊が来るとか言ってたかなぁ?」

キ・「えっ?尊君が来るの?キャサリン、張り切っちゃう♡ 張り切って『キャサリン帝国』の開国ヨ~‼移民騒動で久しぶりだもの。ドキドキしちゃうワ♡」



 張り切っているというのに、出禁にしたはずの元・貴族がやって来た。

キ・「なんなのよ?あんたは出禁にしたはずよ?あーあ、せっかく気分がアガッテたのに下がっちゃう」

「経営を甘く見てたんだよ」

キ・「そうでしょうね。アンタみたいな馬鹿貴族崩れってそうなのよ~」

「俺をここで雇ってくれないか?力仕事も必要だろ?」

キ・「イ・ヤ♡ ここはただの飲み屋じゃないもの。他をあたってちょうだい。瀬蓮いる~?こいつを店の外に出てもらって~」

瀬・「かしこまりました」


キ・「冗談じゃないわよ。あんな口が軽そうな従業員なんか雇えるわけないでしょう?」

尊・「キャサリン、機嫌が悪そうだな?」

キ・「尊君~♡ 会いたかったぁ♡」

尊・「『キャサリン帝国』のことは楓からよく聞いてた。ここから情報が流れてきて助かってるよ」

キ・「お客様が勝手に話すのよぉ。「愚痴を聞いてくれ」みたいに♡ 楓ちゃんが今日尊君が来るかもって聞いて俄然張り切ってたんだけど、さっきのお客様がちょっとね。尊君てば、騎士服姿も素敵~♡」

尊・「そうか?楓には洗濯しにくいって不評なんだけどな」

キ・「ランドリーメイドとか雇ってないのぉ?」

尊・「うーん。よくわかんないんだが、ランドリーメイドが俺の服を盗んでいるという話を聞いてな」

キ・「気持ちはわかるけど、一線を越えちゃダメよねぇ♡ こっちは洗濯機がないから……」

尊・「洗濯機っていいよな」

キ・「ああ~ん、尊君に褒められるなんてちょっと洗濯機になりたいとか思っちゃった♡」


楓・「あ、緑さんに柚ちゃん。こんばんは。緑さん、お腹目立つようになった?」

緑・「そうなのよ。毎朝のように聡さんがお腹に赤ちゃん語で話しかけてるわ」

尊・「それ、ちょっと笑えるな」

緑・「尊君も明日は我が身よ?楓ちゃんのお腹に話しかけるんだから!」

尊・「そう言われるとなぁ」

 尊は頭をポリポリかいた。

柚・「尊さんの騎士服姿、初めて見ました。素敵ですね。あ、でも洗濯しにくそう……」

尊・「感想が楓と同じだな。事実洗濯しにくいんだろうけど」

楓・「ほらぁ、柚ちゃんまで言うんだから洗濯しにくそうだなって思うのよ!」


尊・「でも、あの聡兄が「今日も元気でちゅか?」とか言ってるんだろ?かなり笑える。録画機能あるものってここの世界にはないからなぁ」




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