第14話 瀬蓮のプライベートと兄弟のチートの行方
楓・「ねー尊、瀬蓮って独身なの?」
尊・「俺もそれは思うんだよなぁ」
瀬・「私の話ですか?」
尊楓・「「うわぁ!」」
尊・「瀬蓮、いつからいたんだよ?ああ、そういえば。瀬蓮って独身なのか?」
瀬・「実は……軽蔑しないで下さいね。いろんな異世界に、現地妻というんでしょうか? そういう女性がおります」
尊楓・「「はぁ?現地妻~?」」
楓・「え?じゃあ、日本にもいたの?」
瀬・「ええ、まぁ」
尊・「職業はなんて言ってたんだよ?国際線のパイロットならそのまま言えるけどさぁ」
瀬・「うーん、日本だとカフェの従業員。恥ずかしいから来るなと厳命していました。来たら、別れると」
楓・「瀬蓮、イケオジって感じだからわからなくはないけど……」
尊・「ん?違う異世界っていろんな異世界にいる現地妻が恋しくなったりはしないのか?」
瀬・「私はこの王家に忠誠を誓ってますからねー。妻の方が私を想っているかもしれませんね」
尊・「瀬蓮……。その妻は何人くらいいるんだ?」
瀬・「うーん、5人はいるかと……」
楓・「ちなみに、この世界に奥様は?」
瀬・「この世界ではいませんね。明らかに私の仕事が裏の仕事なので」
尊・「瀬蓮……底がしれないな」
瀬・「ホッホッホ。尊様もまだまだお若い」
楓・「尊が浮気したら許さないんだから!」
尊・「どう許さないんだよ?」
楓・「『キャサリン帝国』の皆に言うんだから!」
瀬・「おやおや、それは恐ろしい。緑様から聡様へ。柚様から悟様へ。話が行くでしょうね」
尊・「うわぁー、陛下に知られるのかよ。恐ろしいな、それは。ま、浮気しないけど~」
尊は楓の肩を抱いた。
瀬・「ここは若い二人に任せて、老骨は退散いたしましょう」
楓・「この間のチートの話。陛下が医術って何に使うの?」
尊・「あー、喫茶店やってた時は大活躍だったなぁ。性転換手術とか。今は必要ないよなぁ。自分の子供自分で……って緑さんなんか嫌じゃないか?」
楓・「私だったら嫌かも~」
尊・「だろ?陛下は一体、何に使ってるんだ?」
楓・「ほらー、緑さんに過保護だから、緑さんのちょっとした怪我を治しちゃったり?」
尊・「あーあり得る話だな。そして悟はチートをどうするのか考え中だけど、どうするのかね?あいつは放っておいても器用だし、不便ないだろ?」
楓・「そうよね?今更文官目指しちゃったりして」
尊・「それはないだろう。能天気なやつだしなぁ」
楓・「天真爛漫って言ってあげなよ」
尊・「俺は事実を言ってるだけだ。定時帰宅したいみたいだし、公務員?」
楓・「公務員制度ってこっちにあるの?」
尊楓・「「うーん」」




