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喫茶『お命頂戴いたします。』~オーナーは異世界から来た3兄弟王子  作者: satomi
第2章:キャサリン帝国

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第13話 尊の戦果?


 聡は頭を悩ませていた。

聡・「収穫量の半分をこの国に……。農民をはじめ、彼の国の国民がこの国に流入してくるだろうなぁ。構わないが、その管理が」

瀬・「僭越ながら、聡様。瀬蓮の部下が国境にて、不法に入国するものがいないかを、しかとチェックしたいと思います。最終的には緑様が入国者をまとめたものを作ると意気込んでおります」

聡・「そ…そうか。緑の意志は尊重したいなぁ。その移民はどんな職業につくだろう?」

瀬・「このままでは、ゴロツキになってしまいますな」

聡・「国の方で職業を斡旋した方がいいな。入国の際にその者の元の職業も知らせてほしい」

瀬・「承知いたしました」

 瀬蓮は、その場から影のようにいなくなった。

聡・「尊もなぁ、蹂躙してくれるのはいいんだが、小麦の半分を寄越せって……。あいつは何を考えてるんだ?」



 しばらくは移民騒ぎで『キャサリン帝国』も開業できなかった。

キ・「もうっ、尊君ってば~」

楓・「まあまあ、キャサリンさん。移民の中に異国のイケメンいるかもしれないですし」

キ・「あ、そうよね!そう考えると希望が持てるワ。尊君、グッジョブよ♡」

 

移民の中には当然貴族がいて……。

「はぁ?この私が平民として暮らす?」

緑・「では、移住することは諦めて向こうで貴族として暮らしてください」

「こっちで裕福な平民か、向こうで貧しい貴族か……」

 プライドとの戦いのよう。私は日本で普通に一人暮らししてたし、平民でもなんら不自由ないんだけど……。

キ・「まあまあのイケメンねぇ。性格に難ありだけどぉ」

「なんだ?ゴツイ女だなぁ?」

キ・「そんな口聞いてると、二度と明日の太陽見れないけど?」

緑・「こちらは『キャサリン帝国』のオーナーでいらっしゃるキャサリン様です」

「なんだよ。場末の店のオーナーじゃないか」

キ・「ふーん、せっかくイケメンなのに出禁ね」

緑・「あらあら、出禁だなんて。貴方も後から後悔しても遅いのよ?」

キ・「で、どうするのよ?」

「俺ならこのゴツイ女の店よりも繁盛させることができるだろ? 面白いじゃないか。平民とやらになってやろう」

緑・「平民になるのですね。そして、職業は……」

「バーのオーナーだ」

緑・「繁盛するといいですね」

 書類に決裁の印を押した。では、そのように。

緑・「ご自分で不動産を探し、ご自分で店を建て……あら、財産がないのに店の建物を建てることが可能かしら?」

キ・「このボウヤはそんなこともできないの?」

「向こうで貯めた金をこっちの金に換金する!」

キ・「意気込んでるところ悪いけどォ、今は貨幣価値がほとんどないわよ。なにしろ元は敗戦国だったしィ」

「塵も積もれば……だ」

キ・「足りるのかしらぁ?」

緑・「金の延べ棒なんかだと価値はそんなに変わらないかな?宝石とか?」

 (向こうの国でほとんど売ってしまった……。売らなきゃよかった……。)

「ふんっ。なんとかする!」

キ・「なんとかなればいいわねぇ、イケメンさん」


緑・「キャサリンさん……『キャサリン帝国』を開けなくてストレス溜まってるんですか?ここは私がやるから大丈夫ですよ」

キ「緑ちゃんの警護ヨ♡ケ・イ・ゴ♡」

緑・「はぁ、わかりました」



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