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喫茶『お命頂戴いたします。』~オーナーは異世界から来た3兄弟王子  作者: satomi
第2章:キャサリン帝国

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第10話 イケメン成分とは…


「ああ~ん、キャサリン様は今日も肌が美しく羨ましい限り!ああ、そのネイルもなんだか美しい!」

キ・「もっと言ってチョーダイ!」

「その御髪まで煌めいているよう」

キ・「実際煌めいてるんだけどォ。これは企業秘密のあるスプレーを使ってるのよォ」


 そんな二人のやり取りを入国済みの男性陣はメモしているようです。どのようにキャサリンさんを褒めるべきなのか。褒めちぎる点はどこなのか。


聡・「ほぉ、ここが『キャサリン帝国』か……」

キ・「ああ、会いたかったのよぉ。聡くぅん♡」

聡・「……一応陛下で頼めるか?」

キ・「そうだったわね、聡君がこの国の陛下だったわねェ」


 流石にざわざわとしています。

 国王陛下たる聡さんが『キャサリン帝国』に来ているのですから。

聡・「入店するにはキャサリンを褒めちぎるとか?」

キ・「聡君の顔を見るだけで、イケメン成分の補給よォ。顔パス!」

聡・「そ、そうか?(緑はどこだ?)」

キ・「緑ちゃんは体に負担がかからないように、お店の経理とかやってもらってるのォ」

聡・「適任だな」

キ・「きゃ~♡陛下に褒められちゃった♡イケメン成分の補給よォ!お店のお客様、たまーにイケメンは来るけど、流石に陛下とか尊君とか悟君みたいなイケメンには会えなくってェ」

聡・「キャサリンにコレを渡そうと思ってな。3兄弟そろっての生写真だ」

キ・「うわぁぁぁぁぁぁぁ!国宝降臨!どうしましょう‼引き伸ばして店に飾ろうかしら?」

聡・「……それはやめてくれ。俺、手術着だし」

キ・「私が国宝を持ち歩くのかしら?鼻血出そうヨ」

楓・「私が預かりましょうか?あ、昔の尊ね。懐かし~」

キ・「ダメよ!私が陛下から頂いたのヨ‼私のモノヨ♡」


悟・「なんだ、聡兄じゃなかった。えーと、陛下も来てたの?」

キ・「うぎゃ~‼イケメンが…イケメンが…」

柚・「キャサリンさん、大丈夫ですか?」

キ・「ここの所のイケメン成分不足の所に、いきなりのイケメン過剰摂取ってところかしら?」

柚・「悟さん?どうしたんですか?」

悟・「いやぁ、仕事も定時で終わったし来てみた。キャサリンがぶっ倒れるから驚いた」

キ・「ふぅ、もう復帰ヨ。イケメンが二人も揃うと神々しいわァ♡」


悟・「『キャサリン帝国』に入国するにはキャサリンを褒めちぎらなければならない。らしいけど?」

キ・「悟君も顔パスに決まってるじゃない~。但しイケメンに限るってやつね♡」




 こうなると、先に来てたお客様が騒がしくなる。

「陛下までいらして。親しくしておられる。キャサリン様とは一体……」

「我々を無視して相手にしてらっしゃる。我々の立場は……」


「キャサリン様!我々の立場は‼」

キ・「もうっ、邪魔しないでよォ。イケメン優先に決まってるじゃないノ!」




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