第9話 『キャサリン帝国』は陛下御用達
「私は陛下のお手つきになったとか吹聴する侍女が中にはいるんですよ」
キ・「全くの嘘じゃない。聡君…陛下はここの緑ちゃん一途だもの、あり得ない話ヨ?」
「それが……昨夜の陛下はどうだったとかかなり具体的に吹聴するんですよ」
キ・「ヘイカという名前の人じゃないの?聡君とは別人ネ」
柚・「そうですね、私の手をぐっと握って「緑の事を頼む」とココでの王妃を頼まれましたから」
「あら?あなたは…」
柚・「初めまして。第3王子?第4王子の悟様の伴侶をしています。柚と申します」
「王子は二人だと思っていたわ」
(やっぱり戴冠式に出席していないからか……私の身分がこんなだから)
キ・「三人ヨ‼三人揃って美形‼神々しいことこの上ない!」
緑・「迷惑よね~。そういうウソって一掃することできないのかしら?」
キ・「そうねエ。嘘の上書きかしら?この店の看板に『国王陛下御用達』とか書いたらどうかしら?」
楓・「陛下が毎晩ここに来ているみたいですね」
柚・「ここには緑さんもいますし、あながち間違いではないですよね」
キ・「こらこら、3人が王妃と王弟妃であることは内緒ヨ♡」
その後『キャサリン帝国』の看板には『国王陛下御用達』と書かれるようになり、多くのお偉方も足を運ぶこととなった。
聡・「緑!『キャサリン帝国』の看板に『国王陛下御用達』と書かれている事情は知っているか?」
緑・「それがですね?私が身重なのをいいことに聡さんにアプローチをしている侍女が多くいるらしいんですよ。そのうちの一人がかなりの嘘を吐いているらしく、その対策です」
聡・「嘘とは?」
緑・「昨夜の陛下は……とかかなり具体的に吹聴しているらしいですよ?」
聡・「バカな!俺は緑一筋だ」
緑・「知っています。それで、『キャサリン帝国』の皆で嘘の上書きをすることを考えたんです。まるで夜には聡さんが『キャサリン帝国』にいるかのような。そうすれば、侍女の言葉は嘘ですから」
聡・「ふーん。俺もたまには『キャサリン帝国』に行こうかな?」
緑・「『キャサリン帝国』のルールはまず入ってすぐ、キャサリンさんを褒めちぎらなきゃダメですよ?」
聡・「それは難易度高いな……」
その後、王宮では陛下との関係を吹聴していた侍女が周りから白い目で見られるようになりました。この侍女については私の部下が調査中です。どこの誰がそんな嘘を吐こうとしたのでしょう?何の得が?
コレを機に本当にお手つきになれるとでも勘違いをしたのでしょうか?調査を進め国家転覆罪ということも考え得る話なので、慎重に調査を進めたいと考えています。




