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喫茶『お命頂戴いたします。』~オーナーは異世界から来た3兄弟王子  作者: satomi
第2章:キャサリン帝国

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第5話 雑魚騎士の逆恨み


柚・「緑さん!」

緑・「どうしたの?柚ちゃん。なんかすごい鬼気迫った感じね?」

柚・「憚れるのですが、陛下とか緑さんってテーブルマナーとかマスターしてないんですか?」

緑・「悟君から?」

 柚は首肯して返事をした。

緑・「うふふっ、そうなのよぉ。ここが休みの時は聡君と二人でマナーとかこの世界の一般教養とかしてるわよ?ダンスは必要な時に私は「身重なので」って断ることにしてるの。聡君は「王妃以外は踊る気はない」って断る気らしいわよ?」

 柚的には衝撃の事実。陛下夫妻は完全無欠だと思っていたイメージが崩れ去った。

緑・「だから、悟君も柚ちゃんもそんなに固く考えなくても大丈夫よ。尊君も楓ちゃんもテーブルマナーとかできるのかな?ってくらいだし」

柚・「そうなんですか……私は、自分は取り急ぎテーブルマナーだけでも身につけなければ!と思っていました!」

緑・「大丈夫よぉ。柚ちゃんは一生懸命で本当に可愛いなぁ」

楓・「なになに?」

緑・「柚ちゃん、テーブルマナー身につけなきゃ!って気負ってたのよー」

楓・「うわーっ可愛いー!私なんかちっとも考えたことない」

緑・「楓ちゃんと尊君は私と陛下と違ってダンスが出来るから(物理的に)その練習した方がいいかもよ?」

楓・「うーん、尊君も体を動かすんだったら付き合ってくれるかな?座学とか嫌いだろうけど」


キ・「ほらほら、柚ちゃんを愛でるのはおしまいにして『キャサリン帝国』の開店準備ヨ?イケメンのお客様来ないものかしらァ? イケメン成分を補充したいのよォ」



 その日は奇跡的にイケメンのお客様がいらした。

「お初にお目にかかりますキャサリン様。噂よりも実物の方がはるかに素敵ですね」

キ・「そうでしょう?入国を許すワ。それで、あなたはどうしたの?」

「実は先日、騎士団長直々に騎士を免職となってしまい、今は無職なのです。私は!家では侯爵家だというのに3男として虐げられてきました。騎士団では実力を伸ばし、それなりにやってきたつもりだというのに、あんまりではないですか!」

(あー、これって卑怯だからって尊君が鶴の一声で騎士を免職にしたやつ?)

キ・「それであなたはどうしたいの?」

「もちろん。騎士団長の失脚です。噂によると騎士団長には奥様がいるとか?その奥様を利用して騎士団長を何とかしたいです」

キ・「無理ねぇ。あなたは騎士団長のオクサマよりも弱いものォ」

「そう思い、街でならず者を10名ほど調達しました!」

 (10人なら一捻りね)

「私とそのならず者たちで奥様を拉致」

キ・「あ~ムリムリ」

「キャサリン様は奥様の事をご存じで?」

キ・「まぁね。オクサマならそこに立ってるわよ。チャイナドレスの彼女だけど、強いのはわかるでしょ?わからないならそこまでの実力差なのよぉ。拉致なんてムリムリ」

「卑怯じゃないか!奥様が働いているなんて聞いてない‼」

キ・「貴方の情報網が甘いだけよォ。卑怯だから、騎士団を辞めさせられたんでしょ?そのくらい知ってるわよォ?そんなあなたに『卑怯』とか言われたくないわね」

「クソォー!」

 男はグラスを割って凶器を作り、楓へと向かっていった。誰も悲鳴をあげない。楓が圧勝するのがわかっているから。

楓・「卑怯よね。グラス代払ってほしいわ」

 と言いながら、華麗に躱し、蹴りを顎の下に入れると、男は白目を剥いて倒れた。

楓・「瀬蓮~。ごめんね、コイツの処理も頼める?」

瀬・「男娼が好まれるような店の前にでも捨てて来ましょうか?」

キ・「それいいわね、無職なんでしょォ?」




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