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喫茶『お命頂戴いたします。』~オーナーは異世界から来た3兄弟王子  作者: satomi
第2章:キャサリン帝国

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第4話 柚ちゃんはキャサリン帝国で愛される


「キャサリン様におかれましては今日もお美しく、会うたびに美しさに磨きがかかるようですな」

キ・「まぁいいわヨ」


「最近ですなぁ。市井で読み書きを無償で教えている者がいるとか……。貴族としてはたまったものじゃないですよ!高いお金を払っての家庭教師に学校と教育費が半端じゃないのですから!」

 (そんなのは貴族が好きでやってるんじゃないの?ステータスみたいに)

キ・「読み書き計算くらいできても問題ないジャナイ?」

「……実は下位貴族の間では平民が読めない事をいいことに不当な契約をしたりしてる者もいるのです」

 (あらあら、この人は高位貴族みたいだけど、やってそうね)

「たとえば?賃金について低く見積もったりとかですね。「契約書に書いてある」と言われても平民は読めませんからね」

キ・「で、そんな不当な事が今後できなくなるという話カシラ?」

「ち……違いますよ!貴族は教育費を払ってるというのに、無償で教育するなんてという話です」

キ・「それなら、あなたの子もその無償で教育を受けさせてくれるという方に教えを乞えばいいんじゃないのォ?」

「それがですねぇ、使者を送ったところ「金があるなら、教育費で使えばいいじゃん」という返答でした」

 (アラ?その話し方……)

キ・「そぉねぇ。その方が経済が回るってもんよねぇ。貴方もケチケチしてないで教育費くらい出せばいいジャナイ?」

「キャサリン様、あんまりです~!」

 男は店から出て行ってしまった。


楓・「キャサリンさん、無償で読み書き計算教えてるのって……」

キ・「私達から言うのは無粋ってもんヨ。それより瀬蓮、悟君の警備を頑丈にしてネ♡」

瀬・「もとより、そのつもりです。あの男、腹に一物も二物も抱えていそうですからな」

キ・「あの男自身が不当な契約を結んでいるんでしょうネ。しかも教育費の出し渋り!ヤダわ~。ケチ臭い男って!」



柚・「あの……悟様」

悟・「柚はいつになったら俺の事呼び捨てに出来るんだ?」

柚・「畏れ多くて無理です~。……悟さん?」

悟・「まぁ、それが柚のいいところかぁ。どうした?」

柚・「えーと、悟さんは普段のお仕事何をしてらっしゃのでしゅか!」

 噛んだ!盛大に噛んだ‼

悟・「柚は面白いなぁ。普通に教えるのに。街の子に読み書き計算を教えてるんだよ。無償で。一応俺にも国から予算おりるから生活するのに不自由しないし、そのくらいいいだろう?兄貴…じゃない陛下も全国民に平等に教育を!って言ってるしさぁ」

 柚は今日『キャサリン帝国』であったことを悟に話した。

悟・「へぇ、そんなやついるのかぁ。うーん、俺の命狙って来るだろうなぁ。アハハ!」

柚・「笑い事じゃないです~」

悟・「たぶん、見越して俺の警護にガッチガチについてるぜ?瀬蓮の部下」

柚・「え?」

悟・「気配しないのは流石だよなぁ。瀬蓮の部下だもんなぁ。夕飯にしようぜ?俺、柚が作った料理好きなんだー」

柚・「市井の料理ですよ?」

悟・「うん。でも俺、宮廷料理なんか知らないし。あ、テーブルマナーとか知らないやー。アハハ!」

柚・「それは大変です。王宮に招かれることもあるでしょうから、テーブルマナーとかは覚えた方が……」

悟・「柚もだぞ~」

柚・「はっ、そうだった」

悟・「陛下・緑さん・尊兄貴・楓さんに俺達だったら、陛下が人払いしてくれるかもなぁ。みんなテーブルマナーとかできないからなっ」

柚・「陛下も?」

悟・「勉強してるのかなぁ?してたらわかるかもだけど。ってくらいだぜ?」

柚・「明日にでも緑さんに聞いてみようかな?」




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