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喫茶『お命頂戴いたします。』~オーナーは異世界から来た3兄弟王子  作者: satomi
第2章:キャサリン帝国

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第3話 王国での3兄弟の仕事


尊・「兄貴―」

聡・「ここでは一応陛下と呼べ」

尊・「陛下、軍部の連中弱っちいんだけど大丈夫か?さっき軽~くひねれたぞ?」

聡・「……お前が強いんだよ。一応彼らは並の強さのはずだ」

 並とは一体?

尊・「有事の時、大丈夫かな?って心配でさぁ」

聡・「お前と瀬蓮がいるから大丈夫だろ?あ、楓さんも強いのか」

尊・「楓はダメだ。怪我したらどうするんだ?」

聡・「わかったわかった。お前と瀬蓮な。軍部はお前が鍛えてくれるもんだと思ってた」

尊・「冗談。軍部のトップにはすぐなったけど、書類仕事ばっかり。周りを鍛えるどころじゃない」

聡・「そうなのか?うーん、瀬蓮の部下はココにいないもんか」

尊・「俺の代わりに書類仕事をしてくれるだけでもいいんだよなぁ」

聡・「それはダメだろう。書類仕事はちゃんとしろよ!」

尊・「はーい!それじゃ、戻る。じゃーなー、陛下」



 それからというもの『キャサリン帝国』は繁盛した。

 店に入ってまず帝国の女帝たるキャサリンに挨拶をするというスタイルが名物になっているようだ。

キ・「いやぁねぇ、名物だなんて。ごく普通の事をしているだけヨ♡」

楓・「ほら、他の店は『お客様は神様です』的な感じだから新鮮なんじゃないかなぁ?」

キ・「新鮮なんて。私の鮮度なんて落ちるわけないじゃな~い。いつでもピッチピチよ♡」


 店に来るのは、国の中枢の人だったり、大店の子息だったり……。

 店に入って挨拶をすることを拒否した人にはお帰り願った。

キ・「イケメン成分って不足しちゃうわよぉ。お忍びで聡君とかぁ尊君とかぁ悟君とかぁ来ないかなぁ。あなた達は家に帰ればイケメンが待ってるんだから良いわよねぇ」

緑・「聡さんは仕事で城の方に泊まり込むこともありますよ?」

楓・「うちもー。尊、仕事が事務処理ばかりでつまらないってぼやいてた」

柚・「うちは定時……」

キ・「んもうっ、柚ちゃんカワイイから許しちゃうっ!悟君てお仕事何してるの?」

柚・「ごめんなさい。私もよくわからないんです」

楓・「定時帰宅できる仕事かぁ。悟君、器用だから彫金とかしてるのかもね」

柚・「今度聞いてみますね」

キ・「でも第3王子だし、何やってるんだろ?瀬蓮は知ってるんでしょお?」

瀬・「存じあげていますが、柚様が直接聞いた方がよろしいかと思います」

キ・「もうっ、瀬蓮ったらイジワルぅ」

瀬・「キャサリン様にそのように言われましても……」

 

その頃の悟……。

悟・「ブフェーックション!何?誰か噂してんのか?」

「悟センセー、今日もありがとー」

悟・「礼ならほら、全国民に教育をって言いだした今の国王に言いなよー」

「えーだって、先生だって腐っても王族じゃん!」

悟・「……腐ってないけどな。まあ、お前らに読み書き計算くらいは教えられるな」

「無償だから有難いってうちのかーちゃんが言ってた。お貴族様はいい教育だろうけど、平民は全然教育なんか受けれないから」

悟・「ほらほら、お前ら帰って家の手伝いしなきゃなんないだろ?」

「いけね!かーちゃんに怒られる!センセー、また明日―」

 ふう、この後にこいつらの進捗状況とかまとめるんだよな。今日は定時帰宅できるかな?




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