Case17.3兄弟、帰郷する
瀬・「大変でございます!あの世界で王家がクーデターに倒れました。現在、国を掌握しているのは件の侯爵閣下だとか……」
尊・「よほど王家を掌握したかったんだね。本当は聡と娘を結婚させて裏から掌握したかったんだろうけど、緑さんと結婚しちゃったもんね~」
緑・「私のせいなんですか?」
悟・「違う違う!そもそも侯爵閣下は国を掌握したかったみたいだし」
瀬・「それでですね…クーデターにより、お父上と第1王子がお亡くなりになりました。幸い(?)坊ちゃん方はこちらにいらしたから被害はありませんでしたけど」
尊・「と、いうことは?聡兄が王位継承権第1位で即国王じゃん」
緑・「えぇ~!私、王妃なんですか?」
聡・「まぁ、そういうことになるけど。はぁ、俺はこっちでのん気に生活したかった…」
尊悟・「「わかるー」」
瀬・「第4王子もいらっしゃいますが、このまま即位なされれば侯爵閣下の傀儡になること間違いなしでしょう」
聡・「そうだろうね。瀬蓮の部下にあの国の政を任せられるような人材はいない?」
瀬・「無茶を仰りますな。玉璽もありますし、国王のサインに他国との外交」
聡・「あ、俺外交無理。3人で協力してこっちの喫茶店と国の経営をできないかな?」
瀬・「公の場には国王として姿を現した下さいね」
緑・「私は国の経理を担当するわ。なんなら過去の帳簿もチェックして、横領とか洗い出すし」
聡・「心強いな」
尊悟・「「惚気かよ?」」
尊・「俺は軍部をなんとかしよう」
聡悟・「なんとかって?」
尊・「んー、現体制の立て直しとか?」
悟・「俺は…大学の出席日数とか気になる…」
瀬・「悟様は異世界の方でキャンパスライフを!」
悟・「丈一郎いるけどなぁ…」
こうして、俺達は元の世界に戻った。そして、力尽く実権を侯爵閣下から奪い取った上で、聡
の即位と婚姻を国民に知らしめた。
現体制にはみっちりと瀬蓮に仕込まれた俺・尊と聡兄と緑さん。緑さんは家事をしなくてよくなったので、経理に力を注いだ結果、貴族の中の膿を取り除くことに成功した。
聡兄はもともとレアキャラ(笑)なので、この世界にいるままどうしてもの時は瀬蓮に呼びに行ってもらう事にしている。実際、手術が必要な依頼は最近無いし。緑さんはこの世界にいたまま。異世界で家事をするのが俺か悟になるので、俺らの負担が増えた。
喫茶店の方は常に悟がいる。あ、大学でいないときあるか。俺は軍のトップだがだからこそ、訓練の時間とかないし、喫茶店に結構いる。
常にいるのは瀬蓮とキャサリンだろうか?
瀬蓮は依頼内容に手術が必要だったら、聡兄を呼ぶ係。なので、行ったり来たりをしている。
キャサリンは自分の店もあるので、そんなことはできない。




