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喫茶『お命頂戴いたします。』~オーナーは異世界から来た3兄弟王子  作者: satomi
第1章:喫茶店『お命頂戴致します』

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閑話 聡の婚約


瀬・「聡様!お喜びください!聡様の条件に当てはまるような令嬢が見つかりました!」

聡・「えーと、俺が出した条件は、確か家事全般出来て、経理も可能、見目麗しく、芯がしっかしている…だったかな?」

悟・「そんな人間いるの?」

瀬・「瀬蓮が探し当てました!えー、元の世界の侯爵令嬢ですので、こちらの常識を学んでいただく必要はありますが、侯爵令嬢にもかかわらず、家事全般が可能。侯爵令嬢ですので、そのうち元の世界に戻った時に文句を言われることもないでしょう」

尊・「忘れてたけど、兄貴は第2王子だもんなぁ。そんな俺は第3だけど」

悟・「俺は第4だったっけ?」

瀬・「坊ちゃん方は疎まれてらっしゃいますから、この世界に来たのです」

聡尊悟・(そうだった……。)

瀬・「近いうちにこちらの世界に連れてきます。侯爵令嬢ですが、侯爵閣下は王家とコネクションができるのだから、いい話でしょう」

聡・「政略結婚ということになるのか?」

瀬・「おや、聡様は恋愛結婚を希望で?しかし、聡様の条件に当てはますような方との出会い             

 があるでしょうか?」

聡・「……」


「「いらっしゃいませー」」


尊悟・「しまった!closeにしてなかった」

「あら、SNSでは清潔感のあるってあったのに、埃見っけ!あ、ゴメンなさい!私、めざといんです」

聡・「すみませんが、あなたのお名前をお聞きしてもよろしいですか?」

尊悟・(あの人見知りの激しいレアキャラ(笑)の聡兄が話しかけている!)

「えーと、私の名前は緑といいます。ほら、瞳の色が緑色でしょう?」

聡・「……カラーコンタクトしているみたいなんですけど」

緑・「あぁっ、またやっちゃった。私いつもなんですよ、普段は税理士事務所で経理を担当しています。一応しっかりしたキャラなんですよ?」

聡・「今更聞いても……。あ、失礼。私の名前は久我聡で、3兄弟の長男です」

緑・「この店はSNSでイケメンが経営しているって有名ですよね?でも、2兄弟って……」

聡・「実は私は人見知りでそうそう人前に出ないんですよ。だからかなぁ?」


尊・「瀬蓮。あの二人、会話が盛り上がってるみたいなんだけど?」

瀬・「そうでございますね。聡様が人見知りをしていない点も良いですね。経理を担当しているようですし、聡様の理想にかなり近い人材かと考えます」


 その後、緑さんはちょくちょく‘お命頂戴致します。’に来るようになった。もちろん、目当ては

聡兄。緑さんが来ると、聡兄は店の方に出るのは嫌がるので、緑さんを店の奥の方に案内する。

そんなことを何回も繰り返し、ついに聡兄は緑さんと結婚することとなった。


緑さんには、俺らの事を全て語った。


別の世界から来たこと。一応(一応ではないが)王子なので、聡兄は緑さんを伴って国王に挨拶に行った。緑さんは『すごい緊張した』らしい。あと、『他の令嬢からの視線が痛かった』という事を聞いた。聡兄は所謂優良物件だから仕方ないよね?

 

あと、俺らのスキルの事も伝えた。あの世界ではスキルがあって当たり前。聡兄はスキルを医術に使っているということを俺・尊はその時知った。俺はスキルを武術に使ってるんだけどさぁ。悟はスキルを何に使うのか未定。


 キャサリンは「聡クンは緑さんに取られちゃったワ」って言ってたけど、最初からキャサリンのものじゃないし……。

 キャサリンのこともきちんと伝えた。おかまバー経営のうち専属の情報屋だと。

 キャサリンは何にスキルを振り分けてるのか不明だ。


 瀬蓮についてもきちんと紹介した。俺らの後見人をしていると。瀬蓮は結構いろいろ不詳という事も伝えた。


 その後、緑さんは喫茶店の経理をキッチリとしてくれ、家事全般もきちんとしてくれるので、大助かり。

 家事について、仕事が終わった後、俺ら3人の分+瀬蓮、キャサリンの分の夕食まで用意してくれて瀬蓮は滂沱の海を作っていた。キャサリンは「これから仕事なのよ?こんなに食べられないわよ。しかも客商売なのに、匂いがつくものばかりじゃない!」と小姑のようだった。その後はキャサリンの分だけ少量で匂いが気にならないものとなった。




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