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Re: 平和を願いし者たちよ、この世界で闘う者たちよ! 第二章  作者: 冠 三湯切
第二章 最終幕 THE END OF THE ANOTHER WORLD(中央決着、バッドエンドゲーム 終幕)
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リメイク第二章 DECIDE BY FOX

 ・・・・・


 「今なんて?」


 エルメスがそーんと突っ立ってる麗沢に尋ねてみた。


 「うむ、これ覚醒でござるな、キタコレ」


 「あ、そう。覚醒したのね、あー成る程。だからそんな感じになって・・・って!!そんな訳あるかーっ!!」


 エルメスが納得したと思ったら、納得しきれず両手をばっと広げた。


 「お、ノリツッコミでござるか?点数はイマイチでござる」


 「知るかぼけっ!!レイラちゃんが自分の命を投げ捨ててようやく手に入れた力だよっ!?サクラが極限まで追い込まれても片鱗しか見せられないあの力だよっ!?それがこんなのでなって良いのっ!?納得出来ないっ!!」


 エルメスはギャーギャー騒いでいる。その中零羅は麗沢に質問した。


 「あの、麗沢さん。覚醒ならやはり、感覚があるのですか?何と言うか、世界からあなたは覚醒しましたと言われたような感覚です。そして、これまでの魔法とは使う感覚が一気に変わった感じがしません?」


 「お、それでござる。今正にそんな感覚が来てるのでござるよ。妙に落ち着いた気分でござるなぁ」


 「・・・ならさ、おいら相手になってあげよーか?なんて」


 そしてフォックスがそーっと、横から出て来た。しかし、フォックスはさっきとは違い、しっかりと両手足を地面にしっかりと付けて麗沢をじっと見つめている。


 「うむ、今なら使いこなせる気がするでござる。フォックス殿来いでござるっ!拙者の奥義、ギャグ補正の真髄を見せてしんぜよう!!きりっ!」

 

 麗沢はフォックスを煽った。


 「んお!切り替え完了っぽいねっ!!じゃ!!仕切り直しだっ!!」


 フォックスは麗沢に炎を放った。


 「ばか!レイサワっ!!避けろっ!!」


 「いやっ!!受けて立つでござるっ!!」


 麗沢はあろう事か、そのフォックスに無防備に突っ込んだ。


 「ちょっ!?あんちゃん!?そんな風に突っ込んだら死んじゃうよぉっ!?」


 フォックスもまさかの麗沢の行動に困惑した。


 そして麗沢は一気に炎に飲み込まれた。


 「レイサワ!!くっ!!熱くて何もみえない!!」


 エルメスはフォックスの炎の熱で近づけない。


 「心配御無用でござるっ!!とぅっ!!」


 炎の中から麗沢が飛び出して来た、どうやら無事ではあるらしい。


 「時は今正にラスボス戦!!ラスボス戦とはつまりシリアス展開の最高潮でござる!!そんな時こそ拙者の奥義は炸裂するっ!!拙者のギャグ補正により、全ての攻撃は無効化されるのだっ!!見るが良い!!からこそ我が奥義!『頭だけ燃えてしまった!!』でござるっ!!」


 麗沢のアフロみたいな頭からは炎が激しく燃え上がってる。


 「・・・それ、普通に攻撃喰らってるから・・・」


 グレイシアが冷静にツッコミを入れた。


 「む・・・・・どわぁぁぁぁっ!!あっちゃぁぁぁぁっ!!」


 麗沢が現在を理解して暴れ回った。


 「ぎゃーっ!!あんちゃん!格好つけた割には何さねそれぇーっ!!って!!こっち来たーっ!!」


 フォックスは麗沢がゴロゴロと転がってくるので逃げまくった。しかし、


 『どっかーんっ!!!』


 「どへーっ!!」

 「のほーっ!!」


 麗沢はフォックスに正面衝突した。麗沢は弾み、壁の隅の水路に落っこちて鎮火した。フォックスも仰向けで地面に倒れた。


 ばしゃっ!!


 「ど、どうでござるかっ!?拙者の奥義!!」


 麗沢はメガネの隅から涙が溢れてる。


 「いや、どうとかの以前の問題ね・・・まさかフォックスに当てた一発目がこれって・・・なんかなぁ」


 エルメスは大きくため息を吐いた。


 「けど、フォックスさん気絶しましたよね。今のうちに装置を壊してしまいましょう!」


 零羅がフォックスに近づいた。


 「っ!!ダメさっ!!」


 その瞬間、フォックスは目を覚まして零羅を避けた。


 「空気、変わったから・・・」


 グレイシアはフォックスを見てこの場所の空気が一気に変わった事を感じた。


 「この先には行かせない・・・おいらと、礼兄ちゃんの約束さね・・・」


 フォックスの目つきもさっきまでとはまるで違う。真剣そのものだった。


 「フォックスがあんな顔するの、初めて見た・・・やっぱ本気な理由、ステーキなんかじゃないわね」


 エルメスもフォックスの変化に気が付いた。


 「行くよ・・・」


 フォックスは地面を均し、一気に炎を纏いながら麗沢の方へ突進した。


 「はやっ!!」


 麗沢は横に転がって避ける、


 「ふぃー、何という速さでござるか。それに、攻撃の一瞬のみあの青い炎を使っていたでござるな。カウンター攻撃をすれば即ゲームオーバーでござる」


 「おいらなりの戦術さねっ!!そして!!こっからがおいらの必殺技!!」


 フォックスは再び炎を纏い縦横無尽に玉座の間を駆け巡った。


 「この速さ!!まるで隙がありませんっ!!」

 「しかも全方向から来るっ!!」


 最早避けるしか対策手段が無かった。そしてその避ける行為そのものが、フォックスの技の術中である事に気が付かされた。


 「これは、この位置・・・フォックスの包囲されちゃったから」


 気がつけば4人は全員、一つの場所に集まっていた。


 「フォックスがここまで考えて行動するなんて・・・」


 「ふふんっ!!これで一気に止めだぁっ!!」


 フォックスは青い炎を最大限の威力で放つ。


 「くっ!!こうなれば!!」


 麗沢はそのフォックスの攻撃に受けて立った。


 「んおっ!やる気かっ!?おいら謝らないよっ!!」


 「謝罪は要らぬっ!!」


 麗沢はフライパンをフルスイングした。しかし、フォックスのあまりにも強烈な熱は一瞬で麗沢の右腕をフライパンごと消し炭にしてしまった。


 「くぅっ!!凄い痛いっ!!」


 麗沢はその場で膝をついた。


 「だから言ったじゃん!おいらは止められないさねっ!!」


 「ふっ!!ぬかったでござるなっ!!」


 『ギュイイイイイイッッッ!!!』


 「あっ!!後ろっ!?」


 フォックスは自身の速さと炎である人を見失っていた。零羅は麗沢が前に出てる間にフォックスの後ろに周りこんで、攻撃のタイミングを計っていた。


 「麗沢さんに集中し過ぎましたねっ!!」


 「っ!!」


 零羅はフォックスの背中の装置に拳を放った。


 『バゴォンッ!!!』


 零羅の一撃から何かが砕かれる音が鳴り響いた。


 「・・・そんな」


 しかし、零羅の拳はフォックスには届かなかった。突然目の前に現れた岩を零羅は砕いていたのだ。


 「おいらが使える魔法が炎だけなんて言った覚えはないよぉ?」


 フォックスは背後の攻撃を察知して咄嗟に土の魔法を使い岩を出現させ、零羅の攻撃を防いだ。


 「おいらだって異世界の存在さね、炎以外も一応は使えるのさ、下手くそだけどね!!ほらっ!!」


 フォックスは両前足を踏み出し、4人を取り囲むように岩の壁を作り上げた。


 「フォックスさんの強さは並大抵のものじゃ無いですね、このしぶとさは何か、何が何でも負けられない強い意志を感じます。フォックスさん、聞かせてください、あなたの本当の意志を」


 「・・・・」


 「フォックス、言いたい事あるのなら、今しか無いから」


 しばらく黙ってたフォックスだったが、グレイシアの言葉でようやく口を開いた。


 「・・・昨日の夜、久しぶりに礼兄ちゃんとご飯食べたんだ。それがなんだかおいら嬉しくて、ついはしゃいじゃったんだ。けど、いつもなら礼兄ちゃん、それでおいらを叱るんだけど、昨日はそんな事なくてさ、笑ってたんだ。けど、その笑い方がなんか変な感じがしてさ・・・礼兄ちゃん、嘘が上手いけど今回のあの笑顔は無理矢理笑ったって事くらいはおいらでも分かったさ。


 そしてあんちゃんたちの話も、ただ遊ぶ相手じゃ無いって事くらいおいらにも分かるさ、何か大切な用事があるんだよね。


 そうさ、おいらは何も知らされてない、グレイシアもそうなんでしょ?礼兄ちゃん、一人で抱え込んで何も言ってくれないんだ。それって、おいらが子どもだから?人間じゃないから?それがなんか、凄くモヤモヤしてるのさ・・・おいらの望みは礼兄ちゃんとただ一緒にいたいのに、それが出来なくなる感じがしてさ、あんちゃんたちを行かせたらもう、二度と元には戻れない気がしてさ、だからおいら!最後の礼兄ちゃんの約束だけは果たしたいんだよぉ!!」


 フォックスは少し涙ぐんだ声で壁越しに訴えた。


 「礼兄ちゃんが何をしたいのかなんてさ!おいらは子どもで馬鹿だからさ!分かんないさ!!けど!おいらがやらなきゃいけない事は分かる!!おいらは絶対にあんちゃんたちを行かせない!!」


 「そうですか・・・それが、フォックスさんの本心。本当に三上さんの事が大好きなんですね。だからここまで必死になってる・・・十分な理由です。しかし、それでもわたくしたちは進まなければなりません。フォックスさんには申し訳ありませんが、ここ、突破させてもらいます!!」


 零羅はフォックスの言葉を聞き、手加減は最早無用であると判断した。零羅は最大限の集中力を持って足を大きく開いて拳を構えた。


 「そろそろ、決着と行くさね!!」


 「私もよっ!!フォックスちゃん!!悪いけど、勝利は私たちが貰うわ!」


 エルメスも真剣な顔で零羅の背中に着いて構える。


 「フォックス・・・ありがとう、ちゃんと言ってくれて・・・その気持ちは絶対に伝えるから・・・だから、後は全力を出して」


 グレイシアも冷気の剣を作り出した。


 壁を挟み、互いに動きを読み合った。


 (おいらからは向こう側が見えない、それにおいらは大きな耳持ってるくせに礼兄ちゃんみたいに聴力はそこまで良くない、普通くらいだ。久しぶりにアレをやってみよう、キツネの狩り、磁気を探って獲物を探す。これをやるのはゼロがいた時以来だなぁ・・・)


 (フォックスさんは炎以外はそこまで魔法は強くないと言ってましたね。ならこの岩の壁、かなり脆いのでしょう。軽く小突く程度で壊れそうです。打ち破ってくるか、上から乗り越えて来るか・・・匂いは、風が後ろから吹いていて匂わない。なら前方の何処からか・・・)


 「レイラちゃん、分かる?」


 「いえ、ただ後ろからは匂いが無いと言うことだけです」


 「なら、第六感に頼るしかないね」


 「それ一番ダメなやつ、耳が強いレイサワはさっき右腕犠牲にしてダウンしてるし」


 「いや、拙者は何とか起きてるでござるよ・・・エルメス殿から見て2時の方向でござる」


 麗沢は横たわってはいるものの何とか意識は保って、腕の修復に意識を集中していた。


 「だ、大丈夫なの?」


 「覚醒の賜物でござるな。しかし、元より覚醒後は少し安静にするのがベストなのでござろう、それを無理やり動かしている為疲労と怪我の治りが遅いでござる。フォックスが動けば、拙者合図するでござる」


 麗沢は何とか起き上がって耳を澄ませた。


 (どこから来る・・・)

 (どこから行く・・・)


 互いの緊張がピークに達した時だった。


 『ドガァァァァァンッッッ!!!!!』


 突然轟音と激しい揺れがこの最上階の玉座の間を襲った。


 「な、なによこれっ!?まさか、上からっ!?」


 「レイ?」


 その轟音で集中がほんの一瞬逸らされた。


 「むっ!?足音が聞こえぬっ!!フォックスはいずこ!?」


 麗沢はフォックスの居場所を見失った。


 「北東!!!ここさねっ!!!」


 「っ!?上っ!!!」


 「キツネの狩りさっ!!!」


 フォックスの攻撃に即座に反応したのは零羅だった。しかし、青い炎を最大出力で放つフォックスに、零羅の炎神では魔法を溜め込む時間はない。零羅は自身の魔法のみで冷気を放った。


 「うおおっ!!」


 「くっ!!!凄い熱です!!このままではっ!!」


 しかし、フォックスの炎の方が圧倒的に零羅の魔法を上回っていた。


 「レイラ、一人で戦ってるんじゃないから」


 グレイシアが零羅に手を添えて冷気の威力を上げた。


 「むっ!!流石グレイシア!!けどおいら負けないよっ!!」


 フォックスは更に火力を上げた。


 「くっ!!私に今できるのは!!」

 

 エルメスが二人の背中に手を添えて、光の魔法を放つ。グレイシアと零羅の体力は回復し、更に威力を増大させた。


 「ぬぐぐ!!まだまだぁぁっ!!」


 「くっ!!!フォックスの炎は底なしなのっ!?」


 フォックスは限界を超えて炎を放つ。


 「ならば!!拙者も限界突破するまで!!」


 麗沢は何とか起き上がり、零羅たちに加勢する。


 「ならおいらは限界の限界を超えるっ!!」


 4人の連携による冷気の魔法は、それこそ科学では証明し切れないレベルの絶対零度に近い域にまで達していた。だが、それすらをも上回ったのはフォックスの炎だった。


 「くそぉぉぉっ!!なら私は限界の限界のそのまたげんきゃっきゃ!!!舌噛んだっ!!」


 エルメスは舌を噛んだが、威力に衰えはない。


 「うおおおおっ!!」

 「でりゃぁぁっ!!」


 『ぼふん!!』


 『っ!?』


 互いに本当の意味で限界が来たその時だった。謎の爆発音が鳴り響いた。


 「あ・・・」


 フォックスと4人は一度攻撃を止めてしまった。そしてグレイシアが原因を突き止めた。グレイシアはフォックスを指差す。


 「んお?おいらなんかなってんの?けど、なんか焦げ臭・・・んお〜?」


 フォックスは背中を見てみると、背中に背負っていた装置から煙が上がっていた。


 「んー・・・お?おっ!!あっ!!!つっ!!!だはーーーーっ!!!」


 そして一気に装置から炎が噴き出した。フォックスはポイっと装置を放り投げてふーふーと息で消そうと試みた。


 「わーっ!!なんて!なんてこった!!そう言えば礼兄ちゃん言ってたよぉ!!これ急ごしらえで作ったから熱に弱いって!!こーわーれーたーっ!!」


 「まさか、この戦いの結果って・・・」


 「うん、実力ならフォックスが勝ってたかも。けど、自滅きちゃったから・・・」


 グレイシアが冷静に勝敗の結果を伝えた。


 「しょぼしょぼ・・・だーっ!!こんなポンコツミスなんてーっ!!」

 

 フォックスはゴロゴロと地面を転がった。


 「てっ!?地面熱っ!!!なにこれ溶岩!?」


 この戦いで玉座の間は最早部屋であったとは呼べない程めちゃくちゃの地獄絵図となっていた。そこかしこで溶けた地面の溶岩の池が出来、周囲の壁とか柱はドロドロに溶けてしまっている。


 「はぁ〜・・・おいらの負けさね、ほら、早く行きなすって」


 フォックスは冷えてるグレイシアの足元でぐでーっと転がった。


 「そうですね、形はどうであれ勝負は決しました。けど、まだ上では桜蘭さんが戦ってます!!早く援護に行きましょう!!」


 零羅は屋上への階段を登ろうとした。


 「あれっ!?ちょっと待って!!」


 エルメスが全員を止めた。

 

 「どうされたでござる?先輩が拙者たちを・・・」


 「今何時?」


 時計は溶けて壊れている、窓が無いから外も見えない。しかし、今この時間は、フォックスとの戦いの時間は、かなりかかってしまっていた。


 「あ、私持ってるから。懐中時計」


 グレイシアが首元から懐中時計を取り出した。そしてそれを開くと時刻は正常に針を進めていた。


 「八時・・・一分・・・」


 ゲーム終了まで、残り5分だった。それを見た瞬間にグレイシアは全速力で走っていた。


 「急げぇぇっ!!!!」


 後に続いてエルメスも走る。


 「勝ってもこれじゃ!!桜蘭さん!!何とか無事で!!」

 「先輩ぃぃっ!!遅れてすまぬーっ!!」


 そして零羅と麗沢も続いた。






 最上階、フォックスはしばらく少し冷えてる地面に寝転がっていた。


 「礼兄ちゃん・・・おいら、これで良かったのかなぁ」


 フォックスはほっぺを膨らませてみたり、ゴロゴロと転がってみたりした。呑気な顔をしているが、自分の今したい事を見つけよう必死だった。


 そんな時、下の階から1人上がって来た人がいた。


 「うわっ!!下も大概だったけど、これ何よっ!?ドロドロに溶けてるのっ!?」


 「んお?シィズ?何してるのさね、下の兵隊さんたちは?」


 上がって来たのはシィズだった。


 「あ、フォックスちゃん。下の子たちはみんなおねんねよ。あなたは何してるの?見たところあの子たちに負けたみたいだけど」


 「うーん、おいらの負けだけどさぁ。その後おいらどうしたらいいんだろーって考えてるのさね。シィズはどうしたの?上行くの?」


 「上には行かないわ、今はタイミングを測ってるの・・・よし、これだけ部屋がめちゃくちゃなら問題ないわね。フォックスちゃん、私たちこれから三上君の秘密を探ろうと思うの、フォックスちゃんも一緒に来る?」


 「んあ?シィズ、礼兄ちゃんの事何か知ってるのぉ?」


 「分からないけど、もしかしたらって事が一つあるのよ・・・よし、じゃあさフォックス、私のこの鞄に入っててくれる?」


 シィズは大きな鞄を広げた、フォックスはすとんとそこに収まる。


 「おー、なかなかこの鞄気持ちいいねぇ、で、おいらどうするの?」


 「ちょっと一緒について来て欲しい所があるのよ、それは多分、三上君の為にもなれると思うからさ」


 「礼兄ちゃんの為?なら、ついて行くよ。礼兄ちゃんの為なら何処でも行くさね」


 「ありがとうねフォックスちゃん、この戦いは凄く疲れたでしょ、あまり居心地は良くないかもしれないけど中で寝てても良いわよ?」


 「んお?本当かい?んじゃおいらおねむするね〜、案外こう言う鞄の中って落ち着くんだぁ」


 フォックスはシィズの鞄の中で眠った。








 「よし・・・作戦は上手く行った?えぇ、フォックスちゃんは手に入れたわ。時刻は過ぎた、三上 礼の狙いはここからの筈。えぇ、なら行くわ」

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