第4話 竜鳳の双璧
どうも、おはこんばにちは。
織田家当主になるどころか元服すら未だにしてないこの状況。そして、よくよく考えてみたらあれ、吉法師今いくつだと作者として大丈夫か?と言われたくなるような現状です。予定としてはそろそろ元服させるつもりなんですけどね。あれ?そういえば信行がまだ1回も出て無いような・・・・細かいことは置いておいて第4話をどうぞ!!
父上から那古野城、津島の統治権の譲渡を言い渡されてから数日後、別の日にまた呼び出されて詳しい事を聞かされた。内容は殆ど同じ事で新たに聞かされた事といえば那古野に残していく家臣は俺が元服したら俺の家臣として仕える事ぐらいだった。
(誰を残していくか知らんが過大な期待はしない方が良さそうだな・・・)
家臣を残し仕えさせると言っても相手は俺をうつけと思われているので良くは思われていないだろう。父上が健在している内は従うであるが父上が亡くなったりすれば牙を剥いてくるかもしれない。今の内から信頼出来る者を作っておかなければ後々大変になるだろう。幸いな事に俺は元服するまでは平手の爺が後見人だ。俺が城に居なくたって大丈夫だ。
(信頼出来る者を1人でも多く。特に織田家は智略に長けた者は少ない。まずはそっちに長けた者を探そう)
俺は色んな意味で顔が知られている。その為人材探しには城下の情報網を使う事にした。城に籠もっていてはこんな事は出来なかっただろう。例え当主の息子でも城下に行って民の様子を見る事の重要性を学べたのは父上に感謝しなければならない。
そんな訳で城下で情報収集に明け暮れる日々が続いてある日の事。いつも一緒に馬鹿騒ぎをやっている奴らから情報を得ようとしている時だった。
「竜鳳の双璧?」
「あぁ。何でも俺らと同年代の人物の中でも抜きんでた才智の持ち主なんだと。1人は臥龍、もう1人は鳳雛って呼ばれてるんだ」
臥龍ってのは確か龍が伏せている状態の事。鳳雛ってのが鳳凰の雛の事だった筈。大方、臥龍ざ優れた能力を持ちながら世に知られていない人物と、鳳雛が将来優れた者になると期待されいる人物と例えられているのだろう。
「お前、俺の事馬鹿にしてんの?」
臥竜・鳳雛と呼ばれて真っ先に思い浮かぶ人物といえば諸葛亮と龐統だ。ただこの二人は日の本の人物ではくお隣の明(当時だと蜀)の人物でありもう何千年も前に亡くなっている人物だ。そんな人物を今更紹介されたところでどうしろと言うのだ。
「んな訳ねぇだろ。いくら、俺でも死人を紹介したりしねぇよ。まぁ、俺も最初は疑ったが」
「本当に実在して今生きているんだな?」
「あぁ、信頼出来る筋からの情報だし俺も綿密に確認した。間違いねぇよ」
「そうか」
「ただ、あながち本当に諸葛亮と龐統かもしれないぞ?」
「どういう事だ」
「臥竜と呼ばれている方は諸葛亮、鳳雛と呼ばれている方は龐統の生まれ変わりなんて噂もあったんだよ」
「生まれ変わりとかそういうの俺は信じてないの知ってるだろ
「当たり前だろ。俺だってこんな噂眉唾物だと思ってんだ。まぁ、そう思われても不思議じゃない程の才智を二人が持ってるんだろ」
もしそれが本当なら是非とも家臣に・・・いや、俺の参謀となってもらいたい。
「その二人が住んでいる場所は分かるのか?」
「鳳雛は分からなかったが臥龍は沓掛に住んでいるようだぞ」
沓掛か・・・。そんな所に大賢者が居るとは知らなかったな。流石、臥龍と言われるだけあって世には余り知られていないんだな。
「情報、ありがとな。とても助かった」
「水臭えよ。俺とお前の仲だろ。鳳雛の方も情報が手に入り次第また伝えるわ。んじゃ」
そのままふらりと何処かへ行ってしまった。
(今日は有益な情報がやっと手に入った。今すぐにでも沓掛に行きたいが此処から遠いし今日はもう時間無いしな・・・)
仕方がないので沓掛には明日行くとして今日はもう城に帰る事にした。臥龍が俺の求める人物であって欲しいと期待して・・・
・吉法師
今後の為に1人でも信頼でき、優秀な人材を探し始めた尾張のうつけこと後の覇王。
城下の情報網から情報収集を始め『竜鳳の双璧』に目を付けた。
「城下に行って民の様子を見る事の重要性を学べたのは父上に感謝しなければならない」とあるが言い換えればそれ以外については父親である信秀に全く感謝していないという事になる。どうやったらこんな風に思われるのだろうか。
また、神や仏、転生などは史実通り信じていないが
歴史上名を残した人物ではないが自分も未来の人間から転生した人物であるとは皮肉なものである。これを知ったらどんな反応を示すのだろうか。




