第18章:我が村の線と道
数時間が経っていた。いつもなら、この老朽化した小屋同然の木造家屋からほんの数メートル先で響いていた鳥のさえずりも、もう聞こえなくなっていた。この世界の太陽特有の匂いすら、俺の感覚から消え去っていた。今、全身がひんやりと冷たく感じられた。まるで、フロンガスが漏れ出る冷蔵庫の前に横たわっているかのようだった。
チリン……チリン……チリン……
「んー……」
俺はまだ深く眠ったまま、小さなため息を漏らした。
チリン……チリン……
ゆっくりと目を開け、まだ七ヶ月の弱々しい体を無理やり起こそうとした――ぎこちなく、疲れる格闘だった。うう……な……なんだ……あれは……。
「……はぁぁぁ……」
俺は目を覚まして起き上がり、眠気を洗い流そうと顔をこすった。
遠くから聞こえる小さな鈴のような音に起こされたのだと気づき、その時になってようやく、もう真夜中だと分かった。周りを見渡すと、左右には両親が、昼間の過酷な生活に完全に疲れ果てて横たわっていた。
ん……? 辺りは静まり返り、真っ暗だった。うう……俺、結構長く眠ってたんだな? こんなに遅くなってたなんて気づかなかった……ふむ、どうやらそうらしい。
二人は深く眠り込んでいて、右側の男はいびきまでかいていた。ここの夜は地球の夜とはまったく違い、蚊も吸血する虫も一匹もいなかった。
へぇ……「ほあぁぁ……」小さな口を大きくあくびさせた。よし……二人は深く眠ってる。俺が動く時間だ。
俺はどうしても外の世界を見たかった。ずっと家の中に閉じ込められて、外に出ることを一切許されてこなかったからだ。
俺はゆっくりと立ち上がり、家を出るため扉の方へと歩き始めた。
待てその前に、俺が眠っている間にあの男が何を持ち帰ったか確認しておかないと。
俺は台所へと引き返した。案の定、かまどのすぐ横に、収穫したばかりらしい米袋が二つと、かなり大きな魚が一匹置いてあった。まあ、よし、少なくともこれで数日分は持つな……よし、行くぞ!
俺は玄関の扉へと戻り、そっと木の扉を押し開けた。だが、なぜかこの瞬間、何かを思い出させられる気がした。
ギィィ……
やばい……。
「はあぶすんかー、誰だ……お、お前……盗もうとしてるのか、おい?!……チチッ……」
俺はたった今声を発した男を、恐怖で見つめた。幸い、ただの寝言だった。
はぁ……助かった……もっと慎重に、油断せず行動しないとな……
俺は家の外へこっそりと足を踏み出し、気配を忍ばせて外に出ると、静かに扉を閉めた。
ゴオオオッ……
遠くから強い風の音が近づいてくるのが聞こえた。稲穂や木々の葉を揺らしながら吹き抜けていく。灌漑用水路沿いの茂みを、まるで何か弄ぶものを探しているかのように揺らしてから、やがて俺の体に吹きつけ、髪を激しくなびかせた。
俺は目を閉じながら、新鮮な夜気を深く吸い込み、この静けさを心から味わった。こういう静寂が、俺は本当に大好きだった。あまりにも自然で、心が落ち着く感じがした。
さて……どこから始めるべきか。ふむ……この村は広くて立派なのか、それともマインクラフトに出てくるような基本的な村人の集落みたいなものなのか?
俺は右と左を見渡し、選んだ道を確かめた。とりあえず、まずは周辺の地域を探索してみるか。
それにしても、生後十ヶ月にも満たない赤ん坊が、一人で村をうろつくなんて普通のことなのか? たぶん、これはこの世界でしか起きないことだろう。
俺の足は、村のひんやりとした土の道を進んでいった。裸足が、村のあらゆる隅を探検したがっていた。道中、黄色く枯れた稲穂が広がる田んぼが目に入った収穫時が近いことを示す色合いだった。水車は、真夜中でも回り続け、自然の灌漑装置として川の水を汲み上げ、農地へと送り込んでいた。家々は密集して建てられ、俺の家と同じように木材で作られていた。
この村はひどい貧困に陥っているようだった。その証拠に、この田んぼの区画は本当に小さかった。
チリン……チリン……
村をうろついて三十分が経った頃、俺は再び、あの遠くからの音を聞いた。眠りから覚めて以来、ずっと鳴り続けている音だった。
まったく、一体どこから聞こえてくるんだ?
それが俺の好奇心をかき立て、なぜか抑えきれない興奮の波が湧き上がってきて、その音の出所を突き止めたいという衝動に駆られた。
俺はその音を辿り続け、やがて鬱蒼とした深い森の端にたどり着いた。なんと、音の出所はここだった。うわ、この村がこんなに森に近かったなんて気づかなかったな……家の窓がこの方角を向いてなかったせいで、俺はその存在にまったく気づいていなかった。
突然、何か煌めくものが森から現れ、まっすぐ俺の方へと向かってきた。
チリン……チリン……
音はどんどん大きく、近くなっていき、まるでその出所がすでに俺のすぐ目の前に到着したかのようだった。
「……ああ生きることよ~……ああ、生きることよ~、お前は本当に素晴らしい~……」
突然、鬱蒼とした森から、非常に澄んだ美しい女性の歌声が響き渡った。その声は、ひどく近く、そして美しく感じられた。伴奏も何もないその魅惑的な旋律を聞いて、俺は深く惹きつけられ、誰がそんな声の持ち主なのか、どうしても確かめたくなった。
「ら~……ら~~……ら~~~……」
俺は、降りかかるかもしれないあらゆる危険を完全に無視して、森の中へ足を踏み入れる決心をした。鬱蒼と茂る木々の天蓋のせいで、月明かりが道を照らすのを難しくしていた。俺がその音の出所を探している間も。まるで、歌い手に密かに拒まれているかのような感覚だった。
だが待てよ、俺はまだ十ヶ月にも満たない赤ん坊なんだぞ!!
まさか自分が本当に、この未開の荒野に足を踏み入れるという選択をすることになるなんて、思ってもみなかった。もう数分間、森の中を歩き続けていた。光源がほとんどなく、銀色の光は頭上の分厚い葉をほとんど貫けなかった。だが、それが俺の決意をくじくことはなかった。むしろその逆だった―
「あら、ここにいたのは誰かしら」
ドクン……
突然、女性の柔らかい声が、ひどく近くで聞こえた。彼女はあまりにも優しく囁いたので、その声はほとんどかすかで、通り過ぎるそよ風にさらわれそうなほどだった。
な―なんだ? だ、誰だそこにいるのは……?!
警告もなく、俺は反射的に周囲を見回したが、その声がどこから聞こえてきたのか、手がかり一つ見つけられなかった。
な……なんてことだ……ついにホラー展開の始まりか? もちろん、前世でホラー映画はよく見ていたが……いやいや、勘弁してくれ。
俺は黙って立ち尽くし、この鬱蒼とした森の中で思考と夢想に沈んでいった。あらゆる音が消えていくにつれ、空気は一秒ごとに冷たくなっていき、俺の小さな体を震わせた。
「ん? あら、こんなところに小さな赤ちゃんがいるなんて。迷子になったのかしら、可愛い子?」
理解できなかった。どうやったら、こんな森の真ん中で、しかもこんな真夜中に、誰かが一人で暮らせるんだ? まあ、俺自身は例外として……つまり、こんな鬱蒼とした森の真ん中で、こんな時間に、彼女は一体何をしているんだ? すぐそこには、平和で豊かな村があるというのに?
そして再び、あの音が現れた。今度はちょうど、俺の真後ろから聞こえてきた。
俺はひどくためらいと恐怖を感じた。この人物は、もしかしたら俺の両親の知り合いかもしれない。もし両親が、こんな真夜中に、しかもこんな未知の深い森をうろついている俺を見つけたら、間違いなくすぐに両親に報告するだろう。
ど……どうすればいいんだ……汗が顔と体中を伝い落ち、突き刺すような寒気に、周囲の雰囲気のせいでわずかに震えた。ああ……もういい、諦めた。たとえ何年閉じ込められる羽目になっても、また後でこっそり抜け出して逃げればいいだけだ。
目を固く閉じたまま、俺はゆっくりと振り返った。
ゴクリ……。
俺は唾を硬く飲み込んだ。だが、そこにいたのは―




