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天空の使者  作者: サルザムライ(占空)
第4章 MONSTERS
47/50

MISSION4 奪還 〜Am I FRENZY??〜

山道を飛ばす車

TEAM BiSHはイガラシの運転でYUIが治療をしている

かなりの怪我を追っているので一旦応急処置になる

「この怪我でこの段取り本当に凄いわ」

YUIは手から光を出してアツコの腫れをひかす

アツコは顔を赤らめ照れていた

半欠けのロケットミサイルが上空に飛ぶのをみたアツコは王子奪還を成功したと確信して、傷付いた身体を起こしマツクワへ連絡 マツクワからトクへと状況が行った


タマの事は予想打にして無かったが結果的にナイスな判断になった

YUIはハイドへ連絡して本治療を願った


コッコはナナ王妃へ連絡する

ロングイへ電話を渡してタマの声を聞かせた

タマは精一杯の元気な声で僅かな時間だが逢いに行くと伝えて電話をコッコへ返す


ナナ王妃は電話片手に声が出ない程泣いた

娘に再び逢える想いは何にも変えられない喜び、僅かな時間でさえも家族が全員集まれる

お礼を言いたいけど嗚咽で言葉がでない

コッコは黙ってナナ王妃が泣き止むのをまっていた

その時ロングイの電話が鳴る

「ファーザーだ」

そう呟いて電話に出ると、ロン達幹部が山を抜けた所で待機していてくれてるとの連絡を受ける

車なら1日以上かかるが戦闘ヘリコプターなら2時間もあれば宮殿まで着く

ロングイはロンへお礼を告げると、滅多に素直にならないロングイの言葉にロン達は驚いた


「こんな時に何なんですけど…」

運転しているクリビーが難しい顔をしているのがミラーに映る

何かを読んだように電話を切ったロングイへ声をかける

「ん?なんだ?」

「結局、他外兵器って何処にあるんですか?」

何故今聞くと言う感じで電話片手のコッコがクリビーを覗く

「え?あぁあれか、ズロウの地図は本物かどうか解らないが、黄泉の扉は宮殿にあるけど…それがどうした?」


「数が合わないんです、後からどれくらい来たかは解らないんですけど…もし僕がズロウなら保険かけるんですけど…」

「??」

ロングイが帽子を上げてクリビーへ解りやすく聞き直そうとするとコッコが何かに気づく

「王子!宮殿の兵士は何人常駐してるんだ?」

「70前後かと…」

慌てるコッコが片手に電話 そして腕時計で

TEAM JAMとTEAM BiSHに通信を繋げる

「リンゴ!ズロウんとこの幹部からマフィアの計画吐かせてくれ」

コッコが急ぎ口調で伝えると察したりんごから

「解りました!!2分ください」

明るい返事がくる

TEAM BiSHは2分で?と言う顔をする

YUIはふふふと笑った


リンゴの後ポケットからムチが出る

ミヤビがミラー越で"出た!!"とリンゴを微笑んで見る

キーンはリンゴの顔を見て生唾を飲んだ

「さて…まとめて行くからね あんた達の計画吐いてもらうわよ」

幹部達はこれでも百戦錬磨のマフィア

ふざけるなと罵声をリンゴへ浴びせ

小娘如きにと馬鹿にする

罵声がリンゴに火をつける

悪い顔で笑うリンゴがキーンの瞳に映っている


1分後ー

「吐きます!言いますから!もっと叩いてください!なじってください!」

3人の幹部が裸でリンゴの足の指先へ顎をつけて泣いていた

「随分早いわね!我慢は得意じゃ無いみたいだね」

ムチの持ち手で鼻をクイッと上げ微笑む

ミヤビは笑いが止まらなかった

キーンは始めて見る調教に恐れを知る


コッコは呼吸が落ち着いたナナ王妃からお礼を言われていた

これからヘリで向かう事を追加で言うとナナ王妃は宮殿の屋上にあるヘリポートを教える


マフィアの様子がおかしい事を伝えるがナナ王妃はタマとトキに逢える事で舞い上がっていた、


プライベートヘリポートなので少々わかりづらい事を話してる途中でナナ王妃の言葉が止まった

「どうしました?王妃?」

コッコの顔色が変わる

リンゴから全員へ通達

クリビーの読み通り、ズロウは自分に何かあった時の為に他外兵器の在り処と後継者を創っていた

 

"手薄になった時宮殿を攻撃しろ"

これがズロウの通達


ズロウもいくつ物修羅場を抜けてきた男

命をかけて自分の作戦は創っている

もっともこの作戦は元政府に裏切られた時にと用意したものであった


ロケットミサイルが飛んだ時ズロウがポケットの緊急信号で送っていたのだった

信号を受けたズロウファミリー2000人が宮殿へ向かった


ナナ王妃の目に宮殿入り口を覆う黒いスーツの人だかり

マシンガン、バズーカ、ロケットランチャー等の武器が見える


ナナ王妃の心が音を立てていく

今迄自分を抑えて 国の為にと来たナナ王妃

王が倒れ 娘が死に 王子が誘拐される

その上、宮殿迄マフィアが乗り込んでくる


ナナ王妃の目には数に押され逃げ腰になっている兵士が映る


「ナナ王妃!逃げましょう!」

付き人がナナ王妃の腕を掴み引っ張るがナナ王妃はビクともしない

「え?」

付き人は引っ張った時に何か聴こえたのをもう一度聞き直す

「邪魔すんな!クソマフィア〜!」

目が座りオドロオドロした声で外を睨む

「私の人生の邪魔すんなぁ‼‼‼」

外向って叫ぶとナナ王妃は突然付き人の方へ振り向き大きな声を出す

「機関銃とランチャー持ってこーぃ!!」

「は、はい!」

気迫に押された付き人は言われるがまま武器庫へ走った

ナナ王妃はドレススカート裾を上げて結び動きやすくした


全てを聴いていたコッコ

電話は既に切られている

「ヤバい!ナナ王妃が壊れた!」

慌てるコッコ


通信で聴いていたTEAM BiSHは闘う王妃に感動していた

運転しているイガラシがクスッとする

「コッコさん!いい案が有ります!」

イガラシがコッコへ提案を入れる


宮殿前でバタバタと列を作り機関銃、バズーカ、ランチャーを構える

戦国時代の戦の様に段を作っていくマフィア

震える盾を構え後ずさりして行く兵士達


多勢で銃機器を扱う時は味方に当たらぬ様、相手から攻撃を受けない様に陣形を作るのに時間がかかる

本来この準備中に攻撃を仕掛けたい所だが、それを阻止する為の形と数と威圧に兵士達は圧倒されていた


♪♫♪♬♫♪♬♫♪♫♪♬〜

ロングイの電話がまた鳴る

「ロングイ!その車テレビ見れるか?」

もし…の途中でロンが電話に出たばかりのロングイへ急かすように話してきた

ジェスチャーでコッコへテレビをつける様いうと画面には宮殿前に集まったマフィアが映っていた

「ワシ等全員でこっち来てしまった…宮殿が手薄じゃ」

物凄い心配声でロンがロングイへ言うがロングイは少し笑って答えた

「大丈夫だ!信用できる奴等が手をうってくれた」


それを聞いてコッコとクリビーが嬉しそうに笑った

各車テレビをつけて観た

『こちらはシックススーワン宮殿前です!暴動でしょうか?デモでしょうか?黒いスーツの男たちが宮殿入口に沢山集まってます』

緊迫感を出す様にアナウンサーがリポートする

後からはパトカーのサイレンが響き始めた

『今、警官隊が到着する模様です』


男たちを囲む様に集まるパトカーにマフィアは臆する事なくロケットランチャーを構えた

警官隊が車から勢い良く降りようとするがその間にロケットランチャーが発射音を鳴らしパトカーへと飛んだ

バシュ!バシュバシュ!

キュッ!ドドーン!‼

パトカーは次々とボディを浮かし火を膨らませ爆発する

ガソリンに引火した炎は綱を引くように右から左へ 左から右へと火柱を徐々に高くして炎上させる

アナウンサーへは爆風が熱を放って襲う

キャーと声を上げカメラマンと音声と共に逃げる

『大変です!警官隊が一瞬でやられました!熱気が何とも言えない臭いを放ち惨劇が始まりましました!』

顔や服を黒くさせ逃げながらリポートをする

アナウンサー魂

燃え上がる景色はまるで戦争の様に映り出す


バリバリバリバリ

テレビ局のヘリが上空から宮殿前を映す

爆発音、ヘリの音が空を叩くように響く


「後は爆発でもう邪魔はねぇ!野郎共宮殿へ構えろーっ」

指揮を取る男が叫ぶ

おおぉーっ!!!と大勢の黒服が雄叫びを返す


燃え上がる炎をバックに地響きさせる怒号

兵士達は完全に戦意を失う

ヘリのプロペラ音は焦りと恐怖を煽った


「何を臆してる!!それでも国を護る者かっ!」

全てを掻き消すようにナナ王妃の声が兵士へ飛ぶ

その声は勇ましく、兵士の折れた心へ矢を刺すようにズキンと届く

ビシ!背筋を伸ばし列を正し敬礼する兵士達

習慣からくる緊張感 

バシッと並ぶ兵士の道の奥 バズーカと機関銃を手にして背中にロケットランチャーを背負うナナ王妃が足を広げ立っていた



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