消えた1つ目の残機の謎
3時過ぎにパソコンいじってるのはどこのジャーマンだ。
さっさと寝ろ。
いつもありがと。
「「9つの…生命?」」
二匹で声に出して読んでみる。
何度読んでもそう書かれている。
「どう言う意味なの?」
母さんがそう聞いてくる。
「私のいた世界の迷信だよ。それがもとになっているのかな…?」
「あなたの世界のお話が固有スキルになったの…?そんな事があるのね!」
「でもなぜ(8)なんだろう?」
「え?元の世界で死んじゃったからじゃないの?」
「でもそれなら(9)ってなるはずじゃないの?この世界に産まれる魂につけられるものなんでしょ?」
「ならなんで?」
「なんでかしら…?」
お互いで顔を見せ合う。
「…あれ?あなたのステータス…いくつかのスキルが習得済みになってないかしら?」
もう一度確認しようと私のステータスを覗き込んだ母さんがそう問いかける。
「え?それのどこがおかしいの?」
「固有スキルと才能スキル以外のスキルは長年の研鑽によって形作られる努力の証なのよ。あなた私が寝ている間にそんな事したの?」
そんな事を言うがそんなわけがない。
「まさか。母さんのモフモフの中でずっと寝てたよ」
「…もしや死んでしまったのがこれが初めてじゃないとか?」
「そんなわけないよ。最後の記憶は子供2人に潰れた肺押されて死んで終わりなんだもん」
「な、なかなかに酷い死に方ね…何したらそんなことなるのよ」
「猫ちゃん追っかけてたらトラック…要は鉄の馬車に跳ね飛ばされたの」
「ワケがわからないわ!」
うん、そうだろうね。間違いなく人生最悪の死に方だよ。
「とにかく!あなたはやっぱり普通じゃないのよ!猫としても…おそらく人としても…」
「前世の記憶がある時点で普通じゃないけどね」
「確かに転生とかそういう話は滅多に聞かないわね。まれに魂刻魔法で蘇ったとかは聞くけれども」
「そうなんだ。まぁ今深く考えたって0歳児プラス20代にはわかるわけないし、スキルとか見ちゃお」
ステータスはこのようになっていた。
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名前:なし (譛牙アア諱オ)
種族:ミミルクネコ
年齢:0歳
才能スキル
『人語理解』
ヒト族の言葉が理解できるようになる。
『大自然の寵愛』
植物魔法の熟練度が上がりやすくなる。
『生命の源の寵愛』
水魔法の熟練度が上がりやすくなる。
固有スキル
『9つの生命(8)』
此度の生命に幸福あれ。
試練を乗り越えるものに力を与えん。
試練をしますか? Yes/No
スキル
『カトラスの達人』
カトラスの扱いがより得意になる。
『野生児』
身のこなしが良くなる。
『算術』
瞬時に計算が可能になる。
『煽動者』
より人を惹きつける言葉選びが可能になる。
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「試練を開始…?」
固有スキルの中にある一文字見を読んで、ふと声に出す。
『音声認証を確認。試練を開始します』
無機質な音声が響き渡った。
「え?」
そこで私は気を失った。
ブクマと評価オナシャス。
2作品同時進行してますが、こっち書くの面白くなっちゃったのでしばらくこっち優先で書きます。




