第51話 旅再開
軽く2日酔いみたいで頭が痛い。もう少し寝る。
「おはよう、ユリ。頭痛くないか?」
ロックが聞いてくれた。
「うーん。ちょっと痛い。寝たら治りそうだけど」
私は言った。
「よし、酔い覚ましを作ろう」
ロックが言った。
なんか、また凄い事を始めた。この人てんせいしゃが広めた量子コンピューター並みに痒い所に手が届く魔法を使える。
「ほれ、できたぞ。どうだ?」
ロックさんが言った。
「治ったかも。そういえば、昨日私どうなったの?」
私は聞いた。
「えっとだな。眠った。で、心に漂白魔法かけて、綺麗な心で、ユリの横に寝た。手は出してない。あと、水おいといたのも俺だ」
ロックさんが言った。
「やっぱりか。私、ロックさんなら身を任せられそう。いつもありがとう」
私はそう言って、ロックの頬にキスをした。
「俺の理性が鋼でよかったな。あっ。心汚れた時とか、どうしても落ちない汚れように漂白魔法教えておくわ。漂白魔法エンソだな。刺激が強くなりすぎたくないならシロクナーレだな」
ロックさんが言った。
これでまたお洗濯の幅が広がるわっと私は思った。
「ありがとう。また、いい魔法覚えたわ」
私が言った。
早速ミルトニアとサクラにも教えた。
「わぁ、綺麗に白くなってます」
サクラが白いカーディガンに漂白魔法エンソをかけて驚いていた。私は聖女の衣にかけたかったが、ワッペンつけてるしと思って、シロクナーレの方をかけた。凄い。泥とかもちゃんと落ちている。
「おう。おはよう。ユリ姉。昨日はよく寝れた?」
クロスが聞いてきた。
「おはよう。よく眠れたわ。クロスもよく寝れた?」
私が聞いた。
「うん。バッチリだよ」
クロスが言った。
やっぱりクロスはどうしても弟に思えてしまう。異性として、というより家族みたいな感じがしている。
サクラにもいい人がいれば良いんだけど。
で、次の街シャボンシティーに向かうのだ。
「よし、いこう」
私は言った。
「おう」
ロックはノってくれた。ありがたい。こういうノリ欲しいよね。




