第48話 クロスのお裁縫
さて、女性陣が必殺技を作っている頃男性陣は裁縫をしていた。
「ここをこう通して、こうすればいけるはず」
ロックが言った。
「そうか。そうやってやるんだね」
クロスが言った。
今、2人はそれぞれの思い人に対して渡すものを作っていた。
「ロック。能力を付与したいんだけどどうすれば良い?」
クロスが言った。
「針を貸してくれ。ほれよっと」
ロックが言った。ロックは針にその人の思いが力になるようにする能力を付与した。
ロックもユリに渡す。いや、付けてもらうワッペンを作っていた。もちろんクロスと同じ能力の針を使っている。
何気に重宝するのが、糸通しだ。やり始める前に相当な格闘があったのである。以下回想。
「あぁ。糸通らねえ。なんで通らねーんだよー」
クロスはブチ切れていた。あれから5分。頃合いを見てクロスに糸通しを渡した。
「楽じゃん。意地悪」
クロスが言った。
「それの名前知ってるか?」
ロックが言った。
「糸通しだ。そのままだろ」
ロックが言った。
「そのままだな。安直すぎるぐらい安直だな」
クロスが言った。で、今に至る。
クロスはミルトニアに向けて作っていた。あれ?サクラ用は?
サクラはまだ、日が浅いので、いつか良い人に出会えるでしょう。
「ユリだったらやっぱり物理だよな。よし、物理10倍にしよう。もはや悪ふざけの域だけど」
ロックが言った。
「なら俺は100倍にしてやる。マケンゼヨロック」
クロスが言った。ちなみにマケンゼヨとは魔剣の名前である。
ちなみにロックはこっそり千倍の威力になるようにしていた。これで、500倍の200倍の1000倍だな。あ、頭に100倍付いてたな。やばい、100億倍の威力になるじゃん。
作ってからやばいなぁっと思うロックであった。オーバーキルの次元ではなく、もはや蹂躙だけど良いや。
で、クロスも一応頑張った。頑張りすぎて威力100万倍になった。どこをどうしてそうなった?500倍の100万倍?えっ?5億?やばい。
と、水晶で見ている魔王は震え上がっていた。どんどんインフレしてる。これはさっそくなんとかせねば。
あと、サクラ救われてないから良い人に巡り合えるようにするしかないじゃない。サクラはサクラで、いつかインフレするのだろうか。
パーティーパワーが恐ろしい奴らが魔王城へいつかくると思うと早く旅に出てしまいたくてウズウズしてしまう魔王であった。




