第45話 温泉にて(女湯編)
ユリ視点です。
四天王オクトーバーを倒し、火山を進むこと数時間。やっと次の街スプリングタウンに着いた。
「わぁ。温泉がいっぱい。どれから入ろう」
私ユリは跳ね回っている。久しぶりの温泉なのだ。
「そうね。普通のお湯から行きましょう」
ミルトニアが言った。ミルトニアも楽しそうだ。だってお姫様だもんね。
「そうね。でも、その前に体とか、髪を洗いましょう」
サクラが言った。
「そうね」
私とミルトニアの声が揃った。私たちは互いに笑い合った。
体や髪を洗った後、普通のお湯に向かった。おそらく40度セルシウスだな。わかりにくいな。普通の40度だ。いい感じに熱い。
「ねぇ。私達の中で誰が1番強いんだろう」
私が言った。
「自分だって言いたいの?」
ミルトニアが言った。
「まぁ。ユリさんが強いのは本当ですし」
サクラが言った。
「なら2位と3位を決めなきゃね。サクラとミルトニアで。あと、3人での必殺技欲しいね」
私が言った。
「そうね。みんな洗濯機トルネードと乾燥機トルネードは使えるから。サクラ独自の技を編み出してもらいましょう。桜吹雪的なやつがいいと思う」
ミルトニアが言った。
「そうね。3人でこっそりやりましょうか。明日は勝負して、そのあと、お買い物と称して必殺技作りましょう」
サクラが言った。
明日の試合が楽しみだ。どっちが勝つんだろう。ミルトニアも魔法500倍つけてるしな。呪ってやったんだ杖っていう杖で。
サクラは未知数だ。タライでどこまでやれるかだな。私は最強のタライ使いだし。
で、明日作ろうということになった。
で、場面は風呂に戻る。
「そういえば、ユリって胸意外とあるのね。着痩せするタイプか」
ミルトニアが言った。
「ミルトニアの方があるじゃない。サクラも大きいし。私は、おそらくぺったんこに見えるはずだよ」
私が言った。
「そうですね。まあ、動きやすくていいじゃないですか」
サクラが言った。あのー。傷をえぐってますけど気付いてますか?
そのあと、露天風呂に行った。
「本当に景色最高ね。青い山と川のせせらぎ。本当に幸せ。今まで露天風呂なんて来たことなかったから」
ミルトニアが言った。私は温泉に行ってたので、姫って大変だなぁっと思った。
「そうなんですね。私はここ故郷なんで、久しぶりにおばあちゃんに会ってもいいなぁ。って思いながら。あっでも旅の途中ですし、良いですよ。ここの柚子は美味しいんですよ。特に柚子シャーベットとか柚子ドリンクはおすすめです」
サクラは故郷について話し出すと止まらないタイプだと思う。
サクラの提案もあって、柚子シャーベットを食べた。
「んー。甘さと酸味のバランスがいいねぇ。あと、2ヶ月で私もお酒飲めるのね」
私が言った。
「えっ?ユリもあと2ヶ月なの?私も。実は私11月生まれなの」
ミルトニアが言った。
「えっ?何日?私は4日」
私が言った。
「私も4日。奇跡だね」
ミルトニアが言った。これは本当に奇跡だね。誕生日が同じなんて。
あと、2ヶ月で20歳になる。同じ日に飲める。
「あのー。私だけ1月なんですけどー。あのー」
サクラが言った。
「えっ?1月なの、サクラ?」
私が言った。
「何日?」
ミルトニアが言った。
「えっ?1日ですけど」
サクラが言った。
「よし、新年会やろう。4ヶ月後に」
私が言った。
「いいわね」
「いいですね」
サクラとミルトニアの声が揃って3人で笑い合った。




