第43話 オクトーバー回想編
俺はオクトーバー。てんせいしゃの母親から生まれた。って何百年前だよ。もうこちとら200年以上は生きてんだ。てんせいしゃって何百年前?
300年ぐらい前?もはや、てんせいしゃなんて伝説の領域だ。で、俺は10月31日のハロウィン生まれだ。この時から俺の運命は定まっていたのかもしれない。
フェスが好きだった。特にたこ焼きは最高だ。俺とジューレンは幼なじみだ。だから、あいつも200超えてる。俺は実はあいつのことが少し気になっていた。
あいつは俺を待っていたのだろうか。フェスで燃えるのは得意だった。でも、恋の方は知らなかった。どうすれば気付けただろう。
そういえば、ここ数か月ジューレンを見ていない。魔王様によると、騎士風のやつにタライで魔法使われてやられたらしい。あと、海の水を抜くとかいうやばい事をされたみたいだ。何それ。おっかねぇな。
あいつも死んじまったのか。そうだ。俺も火山に行こう。なぜ火山なのか。温泉でゆっくりしたいじゃん。今回の魔界フェスの祭り担当大臣に任命され、デスクワークが半端ない。しかもカンファレンス(会議)でディスカッション(議論)を交わすのに、資料をめっちゃ作らなくちゃいけないのだ。
肩が凝って仕方がない。なんだよ。魔界商店街との折衝も資料作りも全部俺かよ。その代わりに色々できるんだけど。部下も1人しかいない。会議は魔界の今年度補正予算との兼ね合いや、魔界商店街の飾り付けの分担などの話し合いである。
で、それに疲れた俺は温泉に行こうと、久々に遠出して、温泉の名所スプリングタウンに出ることにした。その前に火山も一応見ておくか。あそこ、150年に一度で俺の時に噴火してた気がするし。また、噴火するのも近いかも。と思い、向かった。
もしかすると、騎士風の変なやつにやられるかもしれないと考えた俺は部下にそれを伝え、魔界商店街との折衝や会議資料をまとめ、部下のスパローに引き継ぎを済まして置いた。もしかしなかったら俺は後見としてやってますって言えばいいだけだし。頑張れ。
てことで、温泉行く途中で寄った火山で騎士風のやつにあった。あいつはなんだ?騎士は騎士でも黒騎士だし。なんかやばそう。なんか聖女の証つけてるし。聖女の衣を着た黒騎士。やばいやつだな。
で、そのやばいやつに釜茹でにされた。タコの擬態をしたままやられるとかダサい。ま、引き継ぎ終わってるし、いいや。素晴らしき世に祝福あれ。




