第29話 山菜の天ぷらと大根おろし
で、私たちは何処に向かおう。山菜食べたい。とりあえず山菜取りに行こう。
「山菜食べたい。山菜」
私は言った。猛烈に山菜が食べたい。気付いたらもう、春だし。
「良いじゃろう。連れてってやろう」
長老は言った。
また、ロックさんの活躍が見られるわ。山菜の天ぷら。やばい。大根おろしくらいは自分でしよう。物理攻撃力あるし。
「長老さん、あの大根おろし作るやつある?」
私が言った。
「おう。あれか。あの、なんじゃ、あの、あれじゃろ?あの、何いよ。あれじゃ。一応はあるよ」
長老が言った。
「その、あの、あれじゃよの名前なんだっけ?」
私が言った。
「卸金か?大根おろし作るやつだろ?俺が常備してる」
ロックさんが出てきた。流石ロックさん。イケメン。
と、言うことで、山菜を取りに来たわけだが、何が何かよくわからない。私農村から出たことないからわからない。
箱入り娘?私はずっと木を拳で折れないかなって試すくらいだったので、山菜は見たことはあるが、覚えてない。
「これがフキノトウだ。おー。マゴノメあるじゃん。よし、持っていこう」
ロックが言った。なんでも知ってるんだろうか。
「私わからないから一緒にしませんか?」
私が言った。
「おう。いいぞ。物理最強の聖女様」
「ちょっとー」
私はロックを押したらやばいかもと思ったので木に向けてやった。やっぱり折れるよね。知ってた。倒れてくる木を吹っ飛ばした。もちろん布団ではない。
こうして、無事に山菜を取り、帰ろうとした時熊が出た。てんせいしゃのいう、ツキノワグマだと思ったので、腹を蹴飛ばした。
熊は五百メートルほど飛んだだろうか。見えない。ぶっ飛んで行った。大量の木を折りながら。
「熊もいいわね。よし、熊鍋も作ろう。ポン酢で」
私は言った。私はただ大根おろしが食べたいだけだ。クマさんだ。竹藪っつったらパンダだろ?って思ったけど、アイツ食べてるの笹じゃん。
やっと、村に着いた。ちなみに熊のあと猪が出てきたので、猪も鍋にした。豪華だな。
という事で、山菜の天ぷらと猪と熊の鍋を食べている。
あ、ちなみに私は物理攻撃力で大根をごりごりおろした。思ったより手応えが無かった。物理攻撃力がヤバくて良かった。
そういえばフキノトウの天ぷらが凄く美味しかった。大根おろし最高。もちろんロックの最高の火加減であげられている。神ですね。
あと、猪とかの鍋も臭みが消えてて良かった。
「臭みなくて美味しいね」
と私が言うと
「美味しいね」
と姫が笑う。
「あぁ。それは消臭魔法パセリのおかげだな。この前漁師に教えてもらったんだ」
ロックさんが言った。
「私も使いたい」
私が言うと、
「女子向けには香水的な感じで香り付け魔法シソをお勧めする。匂いを消すだけでなくて想像した臭いにする事ができる魔法だ。固定したいと思えばできるぞ」
ロックさんが言った。
こうして、私は消臭魔法パセリと香り付け魔法シソを覚えた。のちにミルトニアにも教えておいた。とても喜んでいた。可愛い。




