第26話 いよいよ合流なるか!?
ここは竹藪の中。私たちは歩き疲れていた。見渡す限り竹。竹藪だけに竹だけ。
めっちゃ竹ばっかある。居合切りしたい気持ちを抑えながら私は進む。まだまだ続く竹。
そして、ついに私達は見つけたのだ。竹の中の明かりを。これは村がある。いざ行かん。村の中へ。
竹取の翁が喜んで斬ろうとするだろうと思いながら、私が切った。もちろん掛け声は「いあー」だった。「やー」ではなく「いあー」だ。
居合切りとはそういう意味ではないという事をロックから聞いた。居合切りって「いあー」って言って切る事だと思っていた。あ、そういう事だったのね。
さて、ここでは、どんなご馳走が待っているのだろう。おそらく名産物はタケノコだ。
「すみません。休めるとこを探しているんだけど」
私が言った。
「黒騎士に闇魔道士?戦士?かな?魔の手のものか?」
エルなんちゃらさんが驚いたようにこっちを向き、警戒している。
「いいえ。そもそも私騎士じゃないの。わかる?この聖女の衣が見えないの?」
私はまた、煽るような言い方をしてしまった。騎士扱いいつまで続くの?
「はっ?そこに気づくとは」
エルなんちゃらさんが驚いている。
「まあな。初見で聖女とわかった奴1人もいないから、安心しろ」
ロックさんが言った。
「いや、私は知ってましたよ?」
ドンダーケ姫のミルトニアがこう言った。同意を求められたが、こう言っておいた。
「私が回復魔法使ってあげたんだよね?」
私が言った。
「おっ?そこに気付くとは」
ミルトニアが言った。
そして、こんな事をしている間に長老?と見られる人が来てこう言った。
「おーい。薪を割れる人はおらんか」
「2人ほどいらっしゃいます。宿は提供できますか?」
エルなんちゃらのお嬢さんが言った。
「おう。いけるんじゃないかのぅ。適当に案内よろじゃよ」
長老は適当に言った。
「出たよ。長老はいつも適当なんだから」
文句たらたらだ。平和だなぁ。私もこんな暮らしがしてみたい。
それから数ヶ月薪を割って、タケノコを食べて、鍋をした。
ポン酢が旨かった。




