第25話 勇者クロスの独白
聖女ユリに潰された勇者、俺。そう。俺は勇者クロス。ヴァーティカルホリゾンタルと言う名字を王から賜った。完全に名前からの連想だろう。
さて、俺は今身長が158ほどしかない。完全に女子魔法学院高等部の平均だ。私が女の子だったら。って思うけど俺、男ですし、お寿司。
お寿司といえば、あの緑のやつなんて言うんだろう。このダンジョン終わったら、船に乗ろう。
さて、ダンジョンは攻略してスキルも手に入った。さぁ。今度こそ負けないぞ。俺は強くなった。
そして、翌日ミズタウンから船に乗った。やばいめっちゃ酔う。そういえば、船乗るの初めてだわ。そこで、刺身のあの緑のピラピラが何か教えてもらった。
「これがバランっていうのバラすんなんかなぁ」
親父ギャグかよ。てか、あれバランって言うんだ。
「あっ。そういえば、黒光りする騎士様と肉焼き職人がこの船に乗って別大陸に行ったぞ」
漁師の言葉で「あっ、絶対あいつらだ」という確信をした。だって、あんな変なもんいないもん。
肉焼き職人は絶対ロックだろう。早くハンバーグ食べたい。ハンバーグ。
「ハンバーグ」
俺の口から謎に出た。ハンバーグ。ハンバーグ欲が高まっているのだろう。ハンバーグ欲ってなんだ?
やばい。俺のコーナー、完全にハンバーグしか出て来てない。やばい。俺は焦った。あ、アセロラ飲みたい。
赤ワインも乙だな。ってまだ飲めねぇーじゃん。
で、やはり、ケンは食べるよね。刺身の。あと、ツマとカラミを合わせてツマと呼ぶらしい。
ワカメとかのやつが、ツマらしい。全部合わせたやつもツマらしい。
「ツマのうまさがわかるのか。いつか妻のうまさも知るのかねぇ」
漁師が言った。親父ギャグかよっていいかけたけどこう返しておいた。
「いつか知れるといいですねぇ」
我ながら上出来だと思う。ツッコまなかったし。やんわり流せたはずだ。




