表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
嘘つきなキスは、甘口で  作者: 翠緑 顔


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

24/24

第24話_みんなの前で、ちゃんと

プロジェクトが終わってから二ヶ月が経った。

その日、部署合同の打ち上げ飲み会が開かれていた。

テーブルを囲んで、みんなが談笑している中、誠二が突然グラスを持って立ち上がった。


「ちょっと、いいかな」


周囲が静かになる。

誠二は私の隣に立ったまま、堂々とした声で言った。



「実は、今日ここで報告したいことがある。

 佐藤香織さんと、俺は付き合っています」



会場が一瞬、静まり返った。

私は隣で小さく息を呑んだ。

誠二は私の手を、みんなが見えるようにしっかり握っていた。

次の瞬間——


「ええええ!?」

「マジで!?」

「長谷川さんと佐藤さん!?」


驚きの声と、すぐに続いた歓声が上がった。


「やっぱりな!なんか最近空気変わってたもん!」

「めっちゃ似合ってるじゃん!」

「 congrats!おめでとう!」


「うわ、社内カップル誕生かよ! 羨ましいわー」


周囲から温かい拍手と祝福の声が次々と飛んでくる。

私は顔を真っ赤にしながら、誠二の手にぎゅっと力を込めた。

誠二は少し照れくさそうに笑いながらも、はっきりと言った。


「香織は俺にとって特別な存在です。

 これからも、大事にします。

 みんな、これからもよろしく頼む」


後輩の女性社員が嬉しそうに手を叩きながら言った。


「佐藤さん、羨ましい! 長谷川さん、めっちゃいい人だもんね!」


別の先輩も笑いながら酒を注ぎながら言った。


「正直、意外となかったけど……今思うと納得だわ。

 おめでとう。本当に」


私は恥ずかしさで顔を隠しながらも、ちゃんと声を出した。


「みんな……ありがとうございます。

 これからも、よろしくお願いします」


誠二は私の肩に腕を回し、みんなの前で堂々と私を抱き寄せた。


「これで、ようやくお前を俺の彼女だって言える」


私は彼の胸に顔を埋めながら、小さく笑った。


「誠二……ばか」

「愛してる、香織」

「私も……大好き」


周囲から「うわー!」「照れるわー」「羨ましい!」という声が上がり、会場は一気に明るい笑い声に包まれた。


その夜、誠二は私の手を握ったまま、ずっと離さなかった。

オフィスではもう、隠す必要がない。

みんなが祝福してくれるこの空気は、思っていた以上に温かくて、嬉しかった。

これからも、きっと甘くて、少しだけ独占欲の強い日々が続いていく。

でも、それでいい。

だって、誠二は私のものだし、私は誠二のものだから。


(完)

最終話までお読み頂きありがとうございます!


初めての投稿と初めて小説書きました。

どうか慣れない初心者の小説として暖かく見守って頂けたら幸いです。


最後まで読んでいただき本当に本当にありがとうございました!!


また別の作品でもよろしくお願いいたします!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ