表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/41

巫女の行方③琥珀色の蒸留酒



「さぁ…流石にお客さんまでは分かりませんなぁ、一応ボッタクリみたいな危ない所以外の店とは、全て取引対象ですので…お教えしますからそちらから当たってみては?信用して頂いて大丈夫ですよ♪これでも私は四区の端の街ではありますが、そちらで商売させて頂いてますんで…常に真っ当な商売を心掛けておりますです♪」


と…本人はそう言って居るが、信用して良いものなのか?


「ありがとう御座います、情報の対価…とか取らないんですか?」


商人は一瞬キョトンとした顔をして…笑顔で返す。


「あ〜はいはい…異世界、下の世界は五区や六区と変わらないと聞きますが、成る程…私も元々は五区の避難民の家庭で生まれましてね、若い頃はそんな考えでしたよ、でもね…他の区域で商売をする事も増えて気付いたんですよ、それだけじゃ無いってね」


以前の正人ならそんな言葉を聞けばムッとしていたかも知れない、だが…この世界に来てから約四カ月、腹立たしさよりも興味が湧き、もう少しこの商人の話を聞いてみたいと思ったのは成長なのだろうか?


「それは…いえ失礼しました。俺は円谷正人と申します…もう少しお話しを伺っても?」


「それはご丁寧に、大した気付きでは無いんですが、私はマクドウェル商会のビリー=マクドウェルと申します。まぁどうせ夜は出歩けないし…あっそうだ!この出会いもご縁です商売モンですが、四区の小麦で作ったウチのオリジナルの蒸留酒があるんですよ♪今回はこれを試供品として取引の有る各店に一本づつ置いて来ようと持って来たってワケでね♪まぁこれも気付きの一つでね、部屋で休まれてるお仲間も呼んで一杯やりながら語りましょうか!」


◆ ◆ ◆ ◆


商人…ビリーの話はどれもよくある格言の様なものではあったが、彼の凄い所は言うだけで無くそれを実践しているところだろう。


言うだけ言ってやらない者は多いが、有る時、彼は…ふと…アシハラの地で良く言われている様な、タワ事を実践してみようと思い立ったのだとか?


それは家業、商売が成り立たなくなり、親族の暴走で一族もろとも五区の街を追い出されるに至った時であったと言う。


彼の家が代々やって来た事は、安く買い叩き高く売る…それは商売に於いて当然の事ではあるのだが、人を騙しても安く仕入れ…と言う事である。


五区に先祖が避難民と移住し軋轢を生んだ騒乱期より以降、それが一族のやり方であった。


品物の良し悪しは関係なく、どんな物でも安く買い、粗悪品であっても舌先三寸で高く売り抜く…


一族か移住して百十数年…


第五居住可能区域は、中央から数えて五番目の区域で有る、結界は中心から円形に張られており外に向かう程に結界の強制力は弱まる。


良くも悪くも…


その為に、中々新たな世界の仕組みに気付けなかった。


人間達が言うところの【大戦】は聖歴1999年で有るが、上位者が言う事が本当で有ればそれは1800年代に始まっていたのだと言う。


世界中の神格者が徐々に極東の島国に集まり始めたのもその時代から、1999年に大八島国に地殻変動を起こしたのは計画の一端に過ぎなかった。


それまでやっていたのは地脈、水脈、霊脈に対して新たな認知を刻み込む事、そのシステムを組み上げていたのだと云う。


即ち龍脈の噴出孔…聖域から溢れるエネルギーの波動が結界の正体で有る。


東大陸の結界も西と東から大洋の各所に有る、小島の西域を開放して結界と為している。


西大陸に関しては須弥山を解放してシステムを組み込み新たな結界が張られている。


…とは言え西大陸は広い…


その効果範囲は大地の広さに比べ微々たるものでは有るが…


だが、それを続けて行く事で最終的には全世界の聖域を解放すれば、魔界となる場所は世界の三割程度に抑え込める見込みであるのだと言う。


実はこの世界では、遥か古代から数回に渡ってこの世界を覆う結界の術は繰り返されている。


最初は数万年前…どう言ったルールを刻み込んだのかは定かでは無いが…


かつてアシハラと東大陸の間に巨大海洋国家が存在した。


そこで行われたのが最初であるとされている。


時を経て本島は海中に消滅し、大洋の西の端に有る島だけが残った。


かつての大八島である、現在のアシハラ人はその大陸に住んでいた人々の直系の子孫だとされている。


そして直近で有ると五千年前…


その当時の神格者達によってルールは書き換えられ、世界は数多の国家が繁栄し経済や流通は発展を極め、多くの技術や霊術を生み出した。


だが同時に、魔界をも増やし古くから居る魔獣だけで無く、黒き魂を持つ邪鬼をも発生させる結果となった。


一見世界は滅亡の瀬戸際に有る様に思えるが…


技術は今も生きており、第三居住可能区域、或いは第四の一部で有効に利用され、あらゆる霊術はこの最後の聖域に集約されており。


これから世界に向けて拡散していく事になるだろう。


神人達の視点は、今の世界の現状とは別の物を見ているのかも知れない。


精神性の高い人間や下位の【真人】は世界の現状を憂うが…


【神人】達は柔らかな微笑みでこう語る。


「何をそんなに憂う必要が有る?人類は物質、精神共に発展し、全ての必要な科学技術精神文化、霊術大系はここに有る、終末…大峠は既に越えたのだ、既に喜びの時代は始まっているじゃないか?後は我々はやるべき事をやるだけだろう?さあ…共にこの時代を進めよう」…と


◆ ◆ ◆


マクダウェル家の当主は…銀行業務を始めようとした。


銀行自体は別に問題無い、金銭が通じない第二や第一はともかく三区にも四区にもやっている者…街は存在する。


投資も融資も適切なレベルで有れば問題無い、事実三区や四区では暴利を貪る事も無く、投資したからと言って、居丈高に振る舞い借り主のやる事に口出しする事も無い。


そもそも適当な話で、金銭を得ようなどとする低い精神性の者はいない。


邪心を持ってそれを行えばそれは魔界を…瘴気をもたらす…


現在の法も罰則も無いアシハラで罪と言える行為は、魔界をもたらし魂を黒く染め上げる事のみ。


 ◆ ◆ ◆


かつての西方、いや海外の他の国も…かつての大八島国でさえ、何故魔界が発生するのか分かっていなかった。


それは今の結界の有るアシハラと違い、遥かにゆっくりと進行していたので誰も根本的な原因に気付かなかった。


近代に入ると事象は加速し始めた。


東大陸に落ちた【悪神の残滓】【自由】は無制限の自由で富を掻き集め格差は拡大し続ける。


西大陸から渡って来た【支配】の分体を受け継いだ人間達もそれを後押しした。


故意に戦争を起こし兵器を売りそれは世界中を巻き込み…


それに対抗していた【博愛】を受け継いだ者の死後、その概念はまた再び分裂し…歪み…暴力的で過激な抗議活動をする者が増加し、世界は乱れに乱れた。


何かに引き寄せられる様に集まる、他の悪神の残滓の残りカス、歪み変質した【平等】【正義】【選民】を受け継ぐ数多の人間達に掻き回され世界にその影響化に置かれた。


気付けば…世界は魔界に覆われていたのである。


 ◆ ◆ ◆


「いやね、前々から瘴気が街の周囲に引き寄せられて来ている。なんて街人は噂してたんですけどね…私の叔父、マクドウェルの当主が銀行を始めた頃に、とうとう屋敷に瘴気が集まる様になりましてね、誰の目にも明らかでした。それで一族は街を追放、一家は離散、叔父や父は六区へ、他の者や兄弟も五区の他の街への移住しなければならなくなりました。百年の努力もほんの数ヶ月でパーですよ…」


ビリーはそう語る。


彼も当然、商売を始めた頃は、親に教えられた通りの商売の方法を取っていたのだが…


父からの手紙で六区の食料事情と、前時代の遺物の話や瘴気で変質した希少金属や魔獣の素材や植物などの話を聞き付け…


穀倉地帯で有る四区にまで足を延ばして仕入れと行商をする事に決めた。


そして小麦で有名なドワイトヴィレッジと云う村との取り引きを決めた。


安く買い叩くのは簡単だった。


六区の窮状を涙ながらに訴えて、安く買い叩く事に成功した。


村の代表者マイク=ドワイト氏は、同じ移民として来た同胞達の話を聞き他の村人にも訴え、更には少し離れた場所に有る、マイクの祖父が世話になったと云うアシハラ人の村にも声を掛けてくれた。


結果大量の大麦…小麦や米…新鮮な野菜、様々な食材を破格の値段で仕入れる事が出来た。


そんな取り引きを何度か繰り返してるうちに、四区での旅に違和感が生じた。


今までは少々居心地が悪いだけだった。


だが日々罪悪感は膨れ上がり、苦しい程に…だがこの取引は儲かる。


商売を始める前に知人から借金もしている。


苦しかろうと止める事など出来ない…


ビリーは欲望と募る罪悪感の間で日々苦しむ事になった。


そして何度目かの取り引きの時にマイクの笑顔を見て…ビリーの心は決壊した。


マイクに…全てを懺悔し告白した。


「ああ、別に今まで通りの値段で構わないさ、新しい畑も作ってるしな、だが六区の同胞にもう少し手に入り安い値段で売ってやってくれ、それでアンタの心も楽になるんじゃ無いか?」


彼は多くを語らなかったが、その日からビリーは生まれ変わったのだと言う。


だから今は安く仕入れ、半分は人任せにせず、加工食品を作りドワイトヴィレッジや六区の街に持って行き、適正な値段で販売した。


途中で食品加工の面白さにハマり、趣味が高じて四区の端に工場を作るに至り、今では蒸留酒まで作る様になった。


勿論…真っ先にドワイトヴィレッジにも持って行った。


マイクと一緒に飲みながらこの酒は客に喜んで貰えるか、彼の出奔してしまった末の息子が今はどうして居るのかと…


そんな話をしながら酒を酌み交わしたのが一ヶ月程前の話だと言う。


「この蒸留酒の銘柄とか決まってるの?普段は私サワーしか飲まないからさ…美味しいとか良く分からないんだけどね」


美咲がビリーに問う、ビリーはグラスに注いだ琥珀色の酒を舐める様に飲むと…


「サワー?下の世界の酒かね?この酒はの銘柄は決まっとるよ?勿論【ドワイト】に決まってるじゃ無いか…」


 ◆ ◆ ◆ 


「あの〜すいませ~ん!この辺で…ジョージだか…ジョンだかって人がお客さんでいたりします?」


昼間だと言うのに薄暗い店内、カウンターと小さなテーブル席が三つ程の狭い店。


マスターの他には、客は一人髭面に汚れた服、腰にはショートソード、やや黒みががった金髪の男が一人…


マスターが不満げに声を上げる。


「おいおい!ここはバーだぜ?聞きたい事が有るなら何か注文してくれよ!」


涼夏が正人を嗜める。


「ほら!正人君!取り敢えず席に着きませんか?ここはそういう街なんですって…昨日の店と同じですよ……」


「ん…まぁ、昼から酒はなぁ…マスター!食事でも良い?」


「ああ!構わんよ!簡単なモンしかねぇけどな!何か注文してくれ!話はそれからだ!」


四人は一番奥の四人がけのテーブル席を占拠する。


…すぐ前のカウンターには金髪の男…


「……っても、パンに燻製肉挟んだ奴と…よく分からんチーズ和えのマカロニみたいのしかねーや……みんなどうする?」


最初に英二が決めた。


「俺はサンドイッチで良いよ、美咲ちゃんは?」


「じゃあアタシもそれ」


「なら私もそれにシマス」


「一人だけ違うの頼むのも悪いか、じゃあマスター!この燻製肉挟んだ奴四人分!水はタダなんだろ?この都市はさ!」


「ウチは普通の水はメニューにねぇ!レモン水で良けりゃ出してやるよ!有料だけどな!」


「良く考えてんな〜、じゃあそれで良いよ!」


「まいど!まぁ…燻製肉はともかく、パンは悪くねぇ出来だぜ?なんたってここの都市の小麦は四区直送だからなぁ!」


 ◆ ◆ ◆


「うん…悪く無い燻製肉もなかなかじゃ無いか、マスター!んじゃあジョーかジャック…あれジョンだっけ?って言うお客さんは来て無いんだ?」


「ああ!焔の従士って奴だろう?似たような名前の奴は…」


マスターはカウンターの男をチラリと見たが反応は無い。


「似たような名前の奴は知ってるが…ヒャヒャ…ハッ!そんな勇者はこんな所で飲まねぇさ!……聞きてぇんだが、ソイツに賞金でも掛かってんのかい?多分…例の巫女の従士か何かで…逃げ出したとかそんなトコかねぇ………?」


マスターが少しねっとりした口調で、欲望を滲ませながら正人に問う。


カウンターの男が少し震えたが、マスターも四人も気付かない。


「いんやぁ?そんなの俺達以外探して無いよ、知り合いの真人の予言でさぁ、そいつから小鬼の話を聞きたいんだよ、俺達は焔の巫女に用事があってさ、どうしても頼みたい事が有るんだ…だから…正確な場所とか攫った小鬼の情報が知りたいのさ」


「オイオイ!マジで言ってんのかぁ?ベテランパーティーも全滅したって噂だぜ?…まぁ兄さんくらい鍛えてりゃ、自信が有るのは分かるが…」


「いやいや、だから無謀に突っ込んでくみたいな話じゃ無くてさ…生き残りの話だと最初の一人がいきなり倒れて慌ててる間に全員やられた、なんてわけのわからん話で、もしかしたら大鬼の仕業じゃ無いかって…」


大鬼の話を聞いてマスターも少し焦る。


「おいおいおい…物騒な話だなぁ…オーガーの事だろ?そんな奴が大森林に現れたって?ここなんかすぐ近くにあるんだぜ?三十年くらい前にオーガーが現れて西の七区の街が一度支配されてたって話は聞いた事はあるが、上位者は被害出るまで動かねぇからなぁ?…どうすんだよ…店を諦めなきゃならんのか?男は奴らに取っては食料だからな…」


カウンターの男がボソリと呟く…


「違う…」


だがそれは…殆ど聴き取れず…


「…ん?注文か?待って……」


店の扉が開く。


「やぁマスター!注文の商品持って来たよ!裏の倉庫に入れといたから後でチェックしといてくれ!それと今日は良い物があってなぁ!仕入れ販売じゃなく自家製の……おや?円谷君達じゃ無いか!君達も情報収集かい?お目当ての話は聞けたかい?」


「あっ!ビリーさん!お仕事御苦労様です!」


「お〜〜?なんだお客さんらビリーの知り合いかよ?!知ってりゃ…注文はしてもらうが、ツマミの一品くらいサービスしてやったのに…それよりビリー?良い物ってのはなんだい?タダで貰えるなら…」


マスターは正人に適当な事を言って、すぐにビリーの土産に興味が動いた様である。


「全く…六区の奴ってのは、そりゃやる為に持って来たんだから、まぁ良い試供品として持って来たんだ、ちょっと飲んでみて良いと思ったら次から注文してくれ、他のお客さんの意見も聞きたいから、円谷君達には昨日飲んで貰ってるし、そうだなぁ…そこのカウンターの人にも…」


「OK!早速開けてみるか!アンタが作ったのか?へぇ~良かったなジョーイ!タダ酒が飲めるぞ!しかもアシハラの焼酎じゃねぇ!俺達の酒だ!見ろよこの琥珀色の…香りは良い…味は…少し雑味が有るが…」


マスターはショットグラスに琥珀色の液体を注ぎカウンターの男の前に出す。


ビリーはマスターの言った名前を聞き首を傾げる…


「ジョーイ?最近も何処かで聞いたなぁ………あぁ…円谷君が探してる…あれはジャックか?…まァ良い…どうだねジョーイさん?ワシの作った蒸留酒は…」


カウンターの男は、グイッとショットグラスの酒を喉に流し込む。


「あぁ…美味い…と思います…懐かしい…でも…なんだろう…」


ジョーイと呼ばれた、薄汚れた男の言葉を聞いてマスターも発注を決める。


「おっし!ビリー!次に来る時にいつものに十本それ追加しといてくれ!え~と…銘柄はなんて言うんだ?それと少し勉強…」


ビリーは眉を顰めながらも礼を述べる。


「マスターあんた本当にがめついなぁ、心配いらんよ!ワシが半分趣味で作ったモンだ、他のより安くしとくよ…人気が出たら値上げさせて貰うが、それとこれは原材料の生産者に敬意を表して…【ドワイト】だ、覚えといとくれよ」


カウンターのジョーイが小刻みに震える。


…店内の誰も気付かぬ微小な震え……


「さて、そろそろ次の店に行かねば…」


ビリーの呟きを聞いた正人が同行を申し出る。


「あっ!ビリーさん俺等も同行して良いですか?運ぶの手伝いますし、ビリーさんと行った方が情報も集まりそうだから…」


「そうデスねぇ〜ビリーさんお願いしても大丈夫ですかぁ?」


涼夏もその方が効率が良いと判断したらしい。


「ああ構わんよ、じゃあ一緒に行こうか」


「そんじゃあマスターお勘定!」


「あいよ〜銀貨一枚と銅貨で…」


その時…カウンターの男、ジョーイが立ち上がり…正人に詰め寄る。


「待ってくれ!お…俺も一緒に連れて行ってくれ!俺は…俺は…行かなきゃならないんだ!」


突然の事に正人も目をパチクリする。


「はい?……え~と…どうしたのさ…突然…ってか…アンタ誰?…何者ですか?」


息を吸い込みジョーイは叫ぶように告げる。


「お、俺はジョーイ=ドワイト!ドワイトヴィレッジのマイクの息子…そして…アンタ達の探してる焔の従士だ…これは運命だ!頼む!俺を連れて行ってくれ!ルーンが運命を運んで来たんだ!」


マスター以下…店内にいる全員の口が開いたたまま…暫く塞がらなかった。


好評価ブクマ宜しくお願いしますm(_ _)m


手直し完了☆


今のやり方ではとことん落ちてしまうぞ。

この道辛いようだが貫き通してくれ

自分の仕事に5倍も10倍も精出してくれ

改心第一ぞ。

だそうです…

難しいね…簡単な事がいつだって一番難しい(´-﹏-`;)

俺?出来て無いよ…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ